ウクライナの東部編入について

これを決断したロシアは偉いのか?○○が足りないのか?

皆さんは、国政選挙がある国で、他国の一部を編入することがどれだけ勇気のいることかお分かりいただけるだろうか?

日本に置き換えてみましょう。
もし中国の半分くらいが日本への編入を希望したら、皆さんは受け入れますか?
よく考えてください。
もし編入してしまったら、次の日本の首相は中国人ですよ。

では、中国がアメリカに頼んだらどうでしょう?
「5億人ほど住んでいるこの辺りを編入してください」と…

おそらくアメリカは、自国にはせず植民地あるいは準州にするでしょうね。
さもないと数年後には中国人がアメリカ大統領になってしまいますから。

それでも、もし辺境の貧困に喘いでいるエリアを受け入れてしまったら、莫大な国家予算をその地区の福利厚生に投じなければならなくなります。
国家財政は危機的状況に陥りますよ。

そう考えると、プーチン氏が当初、なぜウクライナ東部の独立に反対したのか?そしてなぜ事前に住民投票をしてその意志を確認したのか?
分かりますよね!?

西側の論調は住民投票を「強制されたインチキ選挙だ!」とか「編入のためのアリバイ作りだ!」とか的外れなものばかりですが、ロシアとしてはもし何百万人もの住民が反ロ・反プーチンだったら困るのです。
国内の不安定要因になり、次の選挙では与党が負けることになるかも知れませんから、そこは慎重に確認したいわけですね。
(もちろん力で吸収した形にしたくないというのもあるでしょう)

逆説的ですが、その結果として編入が実現したということは、当該地区の住民は喜んで編入された証拠と言えます。

でも

ロシアの財政は大丈夫か?
(石油やガスで儲けたから良いのかな!?)

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