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2021.1.29 カベポスター 単独ライブ 「日に日に羊飼い」感想

 今更ながら最高のライブを配信で視聴した感想を書きます。ネタの内容に関する記述はなるべく少なくしています。VTRについてはネタバレしています。タイトルは自分なりのものなのであしからず。

事前VTR

 のっけからお洒落すぎて驚きました。フライヤーの世界観がそのまま動画になったという感じでした。お笑い芸人さんの単独を見るのは2回目、しかも1回目はスーパーマラドーナ初NGKという事前VTRが異例中の異例、M-1アナザーストーリースーパーマラドーナver.だったライブなので、事前VTRってこんなにお洒落なんだ......と驚きました。期待値を上げてしまいました。その期待値を見事に上回るライブでした。

漫才①

 共感と混乱の連続でした。やっていることは全部常識外れなのに淡々と話していく永見さんが面白かったです。偏見ですが上方漫才トラディショナルでやってそうです。

漫才②

 みんなが知っているもの、漫才でもよく使われる題材を組み合わせたらこんなに斬新な漫才になるのか......と驚きました。インパクトも面白さもあるネタです。
 単独の後も2回ほど見ましたがどちらでもウケてました。漫才に親しみがある方でもない方でも楽しめるネタだと思います。
浜田さんと一緒に翻弄されるのが楽しいです。

VTR①「カベポスター紹介プレゼンテーション」

 カベポスターの単独では恒例だそうです。永見さんの特技であるパワポでカベポスターをちょっとおかしくプレゼンしています。無駄にお洒落、壮大で好きでした。次回作に期待です。
 まだ見たことない方は初回の単独で流れた紹介プレゼンテーションを永見さんがTwitterであげてくださっているので良かったら見てみてください。


コント① 

 無神経な永見さん、人間らしくどこかズレている浜田さんのキャラクターがいそうでいない感じで好きでした。オチはきっとハッピーエンドなんだろうなぁ、と思いましたね。


VTR②「太郎と定吉」

 元々あるネタを紙芝居形式にして、永見さんがそれを読み、浜田さんが突っ込んでいく形式です。元々のネタを知っていても知っていなくてもめちゃくちゃ面白いと思います。1つの話が終わるたびに入る「めでたし めでたし」の背景が4Kかと思うくらい無駄に綺麗だったところがツボでした。

コント②

 これが1番好きでしたし、おそらくこのコントが単独の中心だったと思います。まさかカベポスターがコントを中心に据えてくるとは思わなかったので驚きました。もちろん面白い、めちゃくちゃ笑う。けどそれだけじゃない感情がわき上がってくる。その感覚を味わうために生きてきたんだなって思います。終了後は私の想いに連動するかのように、拍手が湧き上がっていました。

 だんだん牙をむき出す永見さんとだんだん狂わされていく浜田さんの演技が凄すぎました。これは全国に広めないといけないと思います。多くのお笑いファンと面白さを分かち合いたいです。
 

 これ、続編も見たいですし浜田さんがなぜああなったのか、永見さんがなぜああなったのかも全て知りたいです。ご想像にお任せしますということならいくらでも想像します。

VTR③「美味しそうなラーメン屋さんの名前大喜利選手権前編」

 「美味しそうなラーメン屋さんの名前を1つ選んでください」というアンケートが行われていたのはこのためだったのか!とハッとしました。正直コント②のせいでアンケートふっとんでいました。

 カベポスターのお二人、ツートライブ周平魂さん、放課後ボーイズガーヤマちゃんさん、リアル西垣さん、ロングコートダディ堂前さんが各々美味しそうなラーメン屋さんの名前の案を出し、考案者を隠してアンケートをとりランキングをつける、という企画。

 前編では案を各々出して感想を言い合っていました。
※考案者と企画名は他の方のレポを参照してください!

永見さんピンネタ

 目力が思った以上に強くて怖くて良いな、って思いました。このネタはどうしてもネタバレをしないと語れないので短くなってしまいますが面白かったです。

 我が身1つとBGM(あまり中身には関わってこない)だけ、それなのに漫談でも1人コントでもギャグでもない独特なスタイルでここまで笑わせるのは凄いです。いつか地上波で見たいです。

VTR④「美味しそうなラーメン屋さんの名前大喜利選手権後編」

 結果発表でした。堂前さんと永見さんという関西大喜利界の強者のワンツーフィニッシュはさすがかつ不思議だと思いました。大喜利が強いから面白く見える、という訳でもないことが本当によく分かりました。

 私は永見さんの案に入れました。偶然かつ必然だったように思います。

漫才③

 フレーズを押し出すタイプのネタです。永見さんがめちゃくちゃ表情豊かで茶目っ気ありました。フレーズ以外で言うと、本当によくある題材がかなり斬新な漫才になっていて、見ていてわくわくしました。フレーズでも永見さんならではの角度のボケもめちゃくちゃ笑えます。よくある題材って、その芸人さんの個性がにじみ出るので面白いですよね。

漫才④

 こちらもカベポスターをどれくらい知っているかとか、漫才に親しみがあるない関係なしに笑えるネタです。こちらに羊さんが出てきてなんだか嬉しかったです。タイトルと繋がりがあるのか分かりませんが繋がりを感じたのでちょっとほっこりしました。このネタは終わった後心がぽかぽかしますね。


 本当に見て良かったです。次の単独も必ず見ます。カベポスターの次の単独を見なきゃと思うと、生きたくないなぁという思いがまぁ生きなあかんなぁ、あの1時間のためにという思いに変わります。ありがたいです。

 どれも世の中に広まってほしいですが、まずはコント②が広まって欲しいです。あれはカベポスターの凄さがさらに広まるネタだと思います。台本強い、演技力高い、それもそうだけどそれだけの言葉では説明出来ない面白さがあるので。未だに何が面白いのか考えるのですが、解明しきれていません。自分の中で納得いくまで考え続けたいです。

 

 カベポスターはとても不思議でとても面白いコンビです。




 私の後ろには、きっと羊がいませんが、私の前に誰もいない今を大切にしたいです。

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