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Life Stories.

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人生の物語をまとめたインタビュー集です。
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#インタビュー記事

「大切な人に想いを伝えられなかった」という後悔を、誰にもしてほしくない。だから、絵本をつくるんです。-itoha代表 有賀ひとみさん-

大切な人に、伝えられなかった想いはありますか? 「いつもそばにいてくれて、ありがとう」 「実は小さいころ、こんなつらい経験をしてね」 「あのとき、傷つけてしまってごめんね」 そんな想いを伝えたいと気づいたころには、その宛先となる彼や彼女は自分のそばからいなくなっていた-- ふりかえれば、私はそんな後悔をくりかえしてきました。 もしかしたら、これを読んでいるあなたも、そんな後悔をかかえているのではないでしょうか。 オーストラリアで長年緩和ケアの仕事に取り組み、数多くの患

“何者か”になれなくてもいい。わたしは私。 会社員を辞め、移住10年を経て三星千絵さんが気付いた、人生で大切なこと。

「30歳くらいの時期って、人生に迷うよね」 三十路をちょっとすぎた年齢になって、友人たちとよくそんな話をするようになった。僕自身、30歳のちょっと手前で「これからどう生きていこう?」と悩んでフリーランスになった経緯があるから、「迷ってたなぁ、あの時期」なんて、しみじみ思う。 キャリアデザインの文脈では、20代後半から30代前半にかけて、つまり人生の4分の1を過ぎた時期に訪れる人生への焦りや停滞感を感じる時期ことを、「クオーターライフ・クライシス」と呼ぶようだ。 しかし、

コンプレックスがあるから、あなたの人生は面白い。-心電代表・郡司淳史さん-

彼のそばでは、人の個性が輝きだす。 自分に自信がなかった人は、いきいきと自分のことを語れるようになり、新しい一歩を踏み出す勇気がなかった人は、その一歩を力強く踏み出す--。僕も、彼と接するなかで自分の自信を取り戻していった一人だ。 「彼」とは、「心電」を立ち上げ、その代表を務める郡司淳史さん。 郡司さんは『心(sin)に電(den)気を』をコンセプトにした「心電」で、ブランディング、商品開発、映像・グラフィック、イベントなどの事業に取り組むクリエイター集団をマネジメント