価格設定は〇〇の声を聞く
それっぽいタイトル、付けてみました(笑)
自分がそうだから、なのか、このマガジンはアーティストさん&クリエイターさん向けのお話が増えそうです。
アーティストとして、いま絶賛発展途上のぼくの話なので、「答え」というよりも、同じプレーヤーからの参考意見として、楽しんでいただければ幸いです。
現時点での、ぼくなりの「ベストな意見」をお伝えします。
さて、価格設定のハナシ。
モノを売るにしてもサービスを提供するにしても、避けては通れないのがこの価格設定、ですよね。
みなさん、どう決めてますか?
今日は、ぼくがやってみて「ダメだったパターン」と「よかったパターン(現在進行形)」について、お話します。
まずは「ダメだったパターン」から。
一番はじめにやりがちなのが「相場を見る」パターンですよね。
ほかのお店、おなじクリエイターさんが、この値段だから…という理由で、値段を決める。
ぼくはこれ、ダメでした。ダメダメでした(笑)
以前、筆文字のポストカード(印刷)をつくったときに、一枚150円という価格にしたのです。破格の安さ。
その理由は「多くのポストカードが150円で売ってるから」という、もはや脊髄反射に近い決め方(笑)
で、150円で売ったところで儲けはあるのかというと、紙代+インク代+フィルム代に手間を考えると、どう見ても割に合わない。
たとえば、100枚売れても15000円。これじゃ、生活できないですよね。
手間を考えたら、売れれば売れるほど不幸かもしれない。でもその価格を決めたのはわたし。わたしが選んだ地獄(笑)
150円というこの相場は、大量に印刷して薄利多売での大企業戦略なわけで、それに一個人で立ち向かうのは、もはや多勢に無勢(笑)
とりあえず、一枚あたり500円〜1000円は欲しいところですよね。
ダメだったパターン、2つめは「家族に聞く」です。
「これいくらだったら買う?」ついつい聞きがちですが、そもそも家族は、そんなにぼくの商品(サービス)を欲しくなかったわけで、かなり安い値段を言ってきます。
「いらないモノを、いくらで買うか」と言われたら、本音は「ゼロ円でもいらない」わけなので、値段が付いただけマシ(笑)
家族に聞くと、結局は相場か、相場ちょい安めの価格に落ち着きます。デンジャラス。
ダメだったパターン、3つ目は「友だちに聞く」です。
仲良しの友だちなので、ぼくの商品(サービス)に価値があると思ってくれてるわけです。それなら良さそうですが、逆に味方すぎて、一般の感覚から高く離れすぎてしまうことがあります。ありました。
「これなら〇〇円でいけるよー!」と応援を込めて言ってくれるわけですが、その値段だと当の本人は、怖くて値段が提示できない。できませんでした(笑)
最後のところに、ヒントがあるわけですが、じゃあいったい、誰の声を聞くのかといえば、そう「自分」です。
自分が欲しい価格、自分が提示できる価格、その値段で売れれば幸せに暮らせる価格。
それを自分とよく向き合って、価格を設定するのがいいと思います。
ぼくで言えば、直筆のポストカード。いくらもらえたらうれしいか、考えてみる。
500円…700円…1000円…2000円…3000円。
ひとつずつ声に出してみると、どこかで「心地よい感覚」があります。
心地よい感覚が、心地よい価格。
高ければいいというわけでもなくて、たとえば3000円だと「いやいや、もらい過ぎでしょ」という、自分の声がしました。
それだと、値段を提示するのにビビって、挙動不審になるので、結局売れません(笑)
ぼくの場合、直筆のポストカードは「1000円」にしました!
それだけいただけたらうれしいし、プレゼントとして贈るにも、気軽に買える値段かなと。
ただ「心地よい価格」は、若干相場に引っ張られてる可能性が高いので、心地よい価格+αくらいでちょうどよいと思ってます。
なんだか、ちゃんとお伝えできたか分かりませんが、参考になればうれしいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
価格設定やSNSでの発信などで、お悩みの方へ。
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