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『メタバース進化論』を読んだ私の進化

皆様どうもこんにちは、メタバースに想いを馳せる遊沙こじしです。

表題の通り、『バーチャル美少女ねむ/NEM⚡』さまが書かれた
メタバース進化論』を読ませて頂いたので、そちらの感想と
そこから発展して私の心の中の“進化”について書かせて頂きます。

1. 読了後の印象

まず、この本に関して一言で表すならば、
【未だ誰も真の姿を知らぬメタバースの扉を開けるための鍵】
といった印象を受けました。

・今現在世間一般的に”メタバース”と言われる
 各種プラットフォームが真に”メタバース”であるのか、否か

・VRChatを始めとする4大VR空間の抱える非メタバース要素について

・”メタバース”やVR、それらを支える技術について

・2021年8月に行われた『ソーシャルVR国勢調査2021』に裏付けられた
 ”メタバース”の現状とこれからの未来予想図

等がまとめられた、いわば”メタバース解体新書”であり、
これから来る未来を生き抜くための鍵になる
一冊になるだろうと思っています。

さて、次の章からは
本の中身に関して個人的な主観を語っていきたいと思います。

おおよそこの本に関して私の中では
”メタバース”を知る前半パート(~3章)と
”メタバース”を生きる後半パート(4章~)に分かれると思っています。

2. ”メタバースを知る”前半パート

前半パートを語るにあたって
読書前の私の中での”メタバース”観を話していこうと思います。
正直、お恥ずかしい話私自身は
“メタバース”を知っているサイドの人間のつもりでした。

VRもプライベートでやっている。
仕事柄ブロックチェーン技術やNFTなどにも少しではあるが理解がある。
ニュースが騙るメタバースは何かがおかしいということも肌感覚でわかる。
そんな私は知らないとは言えないなと勝手に思い込んでいました。

しかし、この本を読んで衝撃を受けました。

”メタバース”とは何ぞや?という所から、
その定義や概念などに至るまでが事細かに、
しかし全くの知識がない人ですら理解できるような解説がついていて、
私自身かなり勉強になりました。

そのうえで私が知っていると思い込んでいた”メタバース”
概念や雰囲気のようなもので、実際に具体的な言葉でそれを定義できない
自分がいることに恥じらいすら覚えました。

この経験から、私自身はこの本を全くの”メタバース”初心者はもちろん、
少し聞きかじった程度の人にこそおすすめしたい一冊だなと思いました。
今こそ正しい知識で”メタバース”の未来をみてほしいから。

3. ”メタバースを生きる”後半パート

後半パートは『ソーシャルVR国勢調査2021』を基にした、
データで語るパートでVRに生きる我々にとってとても身近なものでした。

『お砂糖』や『ファントムセンス』、『バ美肉』など、
身近で、VR市民であれば一度は聞いたことのある言葉や、
VRで使っている『アバター』の傾向など様々なデータがあって
見ていてすごく楽しい内容になっています。

ここのデータの内容に関しては、
ぜひ自分の目で確かめて頂きたく思います。
何を感じて、何を考えてVRの世界で
みんなが過ごしているのかを知って欲しい
、そう思います。

一般人ではなくVtuberの遊沙こじしとして生きている私だからこそ
なりたい自分になれる素晴らしさを味わえる、そしてそれを味わっている人が多く存在するVRの世界に興味を持って踏み出してほしいです。

本を買うのも、VRに一歩踏み出すのもすべてはあなたの勇気です。

その勇気に祝福を。

4. 私の進化

そして読了後の私の心の中の小さな変化、
いや進化を語らせて頂いて筆を置こうかと思います。

こちら読んで頂いたリスナーの皆様はご存知でしょうが、
私、遊沙こじしはVtuber活動においてパパとママ(自分)のおかげで
カワイイ名前、カワイイ見た目こそしておりますが
声の方は地声での活動をさせて頂いております。

理由は簡単で、ボイチェンで世界観を守り切れるかが分からなかったから。

実は遊沙こじしとして活動する前は
私はボイチェンで別名義での活動を考えていたのです。
ただ、ゲームをやったり驚いたときに声が著しくイメージを破壊しそうだと
そういう理由で断念しました。

しかし、VRChat内では常に迷いを抱えておりました。
かわいく着飾れば着飾るほど私が私でないような、
上手く言い表せませんが漠然とした…
いわば、なりたい自分になり切れていない感覚が付きまとっていました。

よりかわいくありたい、憧れれば憧れるほどズレが生じていく自己認識
でも、イメージの破壊だけは避けたい…
心の奥底でずっとずっと悩んでいました。

そんな迷いの中“メタバース”への純粋な興味から読んだはずのこの本が
迷いすら消し去ってしまいました。

詳細は本当に、本当にこの本を読んで頂きたいので書けませんが、
今の私に足りないもの、迷っていること
その全てを見通され、背中を押されたようなそんな気持ちになりました。

その日から私は、声によるイメージ破壊を恐れる気持ちよりも
カワイイ自分であり続ける努力の方に目を向けることができました。

これはこの本がもたらした私の進化だと思います。

この場を借りましてねむ様への最大限の感謝を
私を私たらしめるきっかけを、最後の鍵をありがとうございました。

4. まとめ

簡潔にまとめます。
”メタバース”に興味がある方、VRに興味がある方、
なりたい自分になりたい方、いえ世界中のありとあらゆる方
みんなにこの本を読んで頂きたいです。

みんなでメタバースで生きよう、時代はすぐそこまで来ている。

最後になりますが、
改めてこの素晴らしき本を執筆くださったねむ様、
並びにこの本に関わられたすべての皆様にありがとうございました
感謝の気持ちを述べさせてください。

※P.S. 
実はこの文章の半分以上はVR世界の中で書きました。
HMDを被りVRの世界から、好きな世界で、好きな仲間に囲まれて
好きな格好をして、自分らしくありながら書きました。

願わくばこの時、この瞬間に心に感じている気持ちや、
”メタバース”の発展、恒久的な幸せの連鎖が続きますように。

2022/04/01 遊沙こじし

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