マガジンのカバー画像

今どきのお坊さんがこれからのお寺について色々考える話(仮)

7
長野県塩尻市の高野山真言宗郷福寺副住職 白馬秀孝と浄土宗善立寺副住職 小路竜嗣がこれからのお寺のあり方について、ゆるゆると意見を交換するマガジン。全10回予定。
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

第7回 経済学的仏教法話 ~近くて非なるは仏と経済~

お坊さん(おっさん)二人の仲良し交換日記第7回。前回はこちらです。 小路さんからのご質問です。 Q:信州大学大学院で経済学を専攻されていた白馬さんに一度聞いてみたかったのが宗教(仏教)と経済について、似てるよね。と感じたところや、違うわと思ったことを教えてください。  私は高野山から信州の自坊に帰ってきてすぐに、信州大学大学院に通いました。学位は経済学なのですが、研究のテーマは「寺院と地域社会の関係を再定義する」というもの。(自分の研究について、あるいはなぜ社会科学専攻

第6回「お坊さんがお坊さんに注力できるように」

長野県塩尻市の善立寺副住職と郷福寺副住職の仲良しおじさん僧侶2人による交換日記 今どきのお坊さんがこれからのお寺について色々考える話(仮) ↓前回はこちら↓ 今回で第6回目! 白馬さんからのご質問 Q:そんな先代さまから今のご住職さまへと、善立寺さんの法灯が継承されています。そしていつか、私たちも住職として晋山するときが来ます。どんな住職になっていきたいですか? 「次の世代に笑ってお寺を譲れる住職になりたい」 が私の理想です。 住職=宗教法人代表役員 「住職」って