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●Like dreamers do (夢のBEATLES COLLECTION 2)

この、パーロフォンのEPはビートルズアンソロジーより選ばれた,というより、僕が勝手に選んで作ったEP (4曲入り)レコードです。ジャケットの写真は,昔からのファンの方は,見覚えがあると思います。そうです。ビートルズの最初の伝記、”これがビートルズだ”の裏表紙に使われていたものです。そうしてこのEPはEMITEXの表記があります。まるで,本当にリリースされているみたいでしょう?僕は最近のビートルズ関係のデザインはちっともいいと思いません。Yellow Submarine,No,1,Let it be naked,Love,と,ちっともいいデザインが無いのです。レット・イット・ビー・ネイキッドなんて,タイトルもよくありません。裸で,ジャケットの写真はまるでレントゲンです,がっくりきます。彼等は美しいのだし,もっといい写真を使ってください。さてこのレコードの内容は,ビートルズのかの有名なデッカ・レコードのオーディションのテープからとられたものです。ポールの歌うLike dreamers doは50年代風なキュート曲です.僕は最初,その頃の有名な曲のカバーかと思いました。それが,彼等のオリジナルだったのです。典型的な50年代のラブソングに作り上げています。スタイルこそ50年ごとのヒットソング風ですが、その作曲の能力は大したものだと思います。そしてこの時のポールの歌はどうでしょう?力一杯,本当に泣き出したい位に精一杯,本当に,オーディションに受かりたいただ一心で歌っているのです。もう,後が無い感じもします。あまりに力が入りすぎて,一部、おかしいぐらいのところがありますが、若い彼等がデッカからレコード出したくて頑張っている姿はいじらしくて、応援したくなります。ビートルズもここから始まったのです。結果は見事落第でした。でもその後、彼等にだめを出した,デッカの人々は全て首になったそうです。当たり前ですね。デッカレコードはものすごいチャンスを逃してしまったのですから・・・

2007/01/01(月) 03:21:00

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