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JAZZエッセイ

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JAZZをこよなく愛した色鉛筆画家 今村幸治郎がJAZZについて書き綴った ブログです。
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#JAZZが好き

●もう一つの国とアーチー・シェップ (JAZZ ESSAY 8)

僕がアーチー・シェップの、いや、このアルバムの名前はコルトレーンだから。 コルトレーンの"New thing at Newport"を聴いた時には、 確かにコルトレーンのグループもいいけれど、アーチー・シェップのグループもとてもいいなと思ったものだった。 冷たい熱さにたいなものが気に入ったのだろうか? その演奏はいのだがなぜか、冷たいものを感じるのだった。 それは、 まるで、 体から血液が流れ出している様な感じとでも言おうか、 体温と同じ温度のものが出ているのに不思議と冷た

Jazz at The Massay Hall (JAZZ ESSAY 5)

僕の最も好きなジャズのレコードと言えば、いつも第一にこの、Massay Hallのコンサートのライブ録音を挙げることにしている。確かに、世の中には、沢山のライブの名演があるが、例えば,Miles Davisの最強のライブ、Four and More,や、My funny Valentine,や、John CoitraneのVillageVanguardでの、Eric Dolphyと競演もあるが、あらゆるライブ盤の中でもこの盤に惹かれるのは、やはりそのメンバー達の顔ぶれによる。