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JAZZエッセイ

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JAZZをこよなく愛した色鉛筆画家 今村幸治郎がJAZZについて書き綴った ブログです。
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#日記

●Miles Davis in Consert in 1972 (JAZZ ESSAY 7)

マイルスのコンサートには何回位行っただろうか,その中で最も印象深かったのは、僕にとっての最初のマイルスのコンサートであった,1972年のコンサートとレコードで言うと"アガルタ”と同時代の1975年のコンサートだった。確か,1972年のコンサートはマイルスに、デイブ・リーブマンのソプラノサックスとテナーサックス,それにレジー・ルーカスのギター、マイケル・ヘンダーソンのベース、ピート・コージーのギター、アル・フォスターのドラムス、ムトゥーメのパーカッション、だった。マイルスのコン

●The Miles Davis/Tadd Damelon Quintet in Paris (JAZZ essay 6)

ジャズをいい装置でもって、いい音を聴く事はとても楽しい事だし、その喜びは、装置を持っていない僕でも実によく解ります。では、悪い、または、古い録音はどうでしょう?それはすべて、聴く人のイマジネーションによるのです。この1949年のパリでのインターナショナル・ジャズ・フェスティバルの録音の音は、とてもいい録音とは言えない代物ですが、このレコードを聴いているとまるで、1940年代のラジオから流れて来る、ジャズ・フェスティバルの中継のようで、実に、雰囲気があるのだ。マイルス、タッド・

Jazz at The Massay Hall (JAZZ ESSAY 5)

僕の最も好きなジャズのレコードと言えば、いつも第一にこの、Massay Hallのコンサートのライブ録音を挙げることにしている。確かに、世の中には、沢山のライブの名演があるが、例えば,Miles Davisの最強のライブ、Four and More,や、My funny Valentine,や、John CoitraneのVillageVanguardでの、Eric Dolphyと競演もあるが、あらゆるライブ盤の中でもこの盤に惹かれるのは、やはりそのメンバー達の顔ぶれによる。