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JAZZエッセイ

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JAZZをこよなく愛した色鉛筆画家 今村幸治郎がJAZZについて書き綴った ブログです。
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#ジャズ

Steve Lacy /Disposability1965 (JAZZ ESSAY 4)

先日、Steve Lacyが亡くなったと、朝日新聞で報道されていた.僕は、朝日で報道された事に驚いたが、その記事を見ながら、まるで、カミュの小説のように、何も無かったかのように、『そうか・・・』といって新聞を閉じる自分を見ているような不思議な感覚がした.彼の死はまるで、小説の中の1シーンのようだった。その死が報道された頃、僕は、彼のDisposabilityという、アルバムを手に入れたところだった.それは、1965年、Roma録音で、Albelto RomanoとKent C

JAZZ MENの顔とその時代的考察 (JAZZ ESSAY 2)

Duke EllingtonやLouis Armstrongが生まれたのは1900年ちょうどだから,19世紀の最後の年に2人の巨匠が生まれた事になる。その年はまた,パリのル・オテルの25号室で,オスカー・ワイルドが亡くなっている。時代が変わって行くのを象徴している年であった。今から106年前の事である。そう,JAZZの歴史はまだ,100年あまりなのである。しかしたった100年の間に、JAZZMEN の顔が変化して,いや、進化してしてきている。顔で言うと、ルイ・アームストロング