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診療放射線技師と画像と私

会社員をしながら仲間と一緒にNPO法人を運営している小野浩二郎です。

実は6/20(木)より、自身が運営するNPO法人MedicalPLAYでクラウドファンディングに挑戦します。

https://readyfor.jp/projects/medicalplay-ehon-project

今回自身がクラウドファンディングに挑戦することに対して、真摯に向き合う意味も含めて、

クラウドファンディングの経緯や状況・近況,自身が向き合っている仕事や活動など、(可能な限り…)毎日発信していこうと決めました。

だれかに支援を頼む前に、「自身が先頭に立つ人で在りたい」、そんな想いで少しの間過ごせれば思っています。

どうぞみなさまよろしくお願いいたします!

ちゅうことで、クラファン開始前日の本日は、小野浩二郎が大好きな仕事 である「診療放射線技師と画像と私」 というテーマでお話させてください。

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診療放射線技師と画像と私

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僕は大卒後、医療機関で診療放射線技師という医療専門職として、キャリアを開始しました。

ケガしたり、体調が悪くなって、それを治すためにみなさん病院に行かれると思いますが、治療するためには診断が必要です。

画像を使って病気を診断することを画像診断といいますが、画像診断のための写真を撮ったり・画像を作ったりする仕事です。

放射線科を題材とした大好きな漫画作品「ラジエーションハウス」では、診療放射線技師を「病の写真家」と表現されていましたが、一言でいうとまさにそんな仕事です。

写真家というくらいなので相棒にはもちろんカメラがあって、それに値するのが、X線機器、CT、MRI、透視装置、ガンマカメラ、超音波(エコー)といった生体イメージングの医療機器です。

目では見ることのできない「からだのなか」を、生体イメージングの画像診断機器を使うことで見ることができるのです。

 

例えば、生体イメージング技術の一つ、X線写真(通称、レントゲン)が写す「からだのなか」は、物体を通り抜ける不思議な光、X線を用いて体のなかの構造物を見える化します。

物質の密度に比例してX線が通り抜ける度合いが異なり、X線がよく通り抜ける肺(空気の成分が多く密度小さい)は黒、X線が透過しづらい(吸収する)骨や心臓(密度が高い)は白く写るのです。

もし、黒く写る肺のなかに白い影があれば、肺のなかに密度の高い構造物があるということがわかり、病気の診断に利用されています。

 

僕は、診療放射線技師の仕事が大好きです。そして、僕は生体イメージングの仕事に関わることに誇りを持っています。

写真家として機転を利かせたり工夫をしたりすることで、医師の先生の「診たい」を「診せられる」ということに気が付きました。

写真や画像は、患者さんやご家族の病気の原因を「見たい」を叶え、「安心」を与えられる手段であるということも医療現場でたくさん学ばせていただきました。

僕は病院でたくさんの医師の先生方と患者さんの診療に携わらせて頂き、写真や画像から「分かること」の多さに僕は魅了されました。

 

2年半前からは機会をいただき、診療放射線技師の仕事からは少し離れて某医療機器メーカーにて画像診断機器/ソフトウェアの研究開発や製品企画に関する仕事をさせていただいています。

(経緯はまた記事を書こうと思いますが)

また、検査説明(インフォームド・コンセント)の支援に関する事業を展開するNPO法人の運営に取り組んでいます。

 

患者さんやご家族、医療現場の先生方の「お役に立てる」ように、また、自身を成長させていただいた放射線診療や画像(生体イメージング)の領域に恩返しをして、将来の医療の発展に少しでも関わりたいというのが目先の目標です。

初心を忘れず、そして信念をもって、目標に向かって粛々と努めて参ります。


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