もとどおりがいいことか

いま現在の忙しさにかまけて、少し前の過去を整理することに時間をさけない、というよりそんな余裕がない。でも無理はしない。


約一年前、少し疲れた体と心を連休中休ませ、また日常に戻る戻れると思っていた私であったが、事は思っていたより深いところまで達していた。さあ明日から仕事か、毎度のことだけど嫌だなーという思いの種が、、アレ?どうしよう、怖い、不安だ、とにかく今この瞬間に耐えられそうにない。

片道2時間かけて駆けつけてくれた家族。まずはそれだけで安心できた。

そこから病院探し、職場とのコミュニケーション(結果として自らの意思もあり休職はしなかっった。その時は休む事が新たら不安の種になりそうだったので)、お薬との付き合い、個々にいろんなパターンがあるだろうから比較することもできないが、それなりに順調にやれてきていると思っている。病院については先生との相性とか、自分の状態とか、正直タイミングや直感みたいなものもあると感じている。

一時はスーパーで商品を選ぶことさえままならなくなった私が、半年後には一旦服薬を止め、いわゆる普通の日常が送れるようになった。ただ自分でもわかっていた、わかっているからこそ不安だったのだが、もう完全にもとどおりということはあり得ない。知ってしまったことを知る前には戻れない。

ただその経験がマイナスではないと思いたい。割れてしまった器は決して元には戻らないが、金継ぎすることで新たな魅力が引き出される。心のヒビも同じであると信じたい。



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