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高次脳機能障害になった主婦の体験談

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30代で脳出血から高次脳になった普通の主婦が当事者として感じたリアル体験談や悩みを綴ります。有料価格を設定していますが、中のノートはほぼ全文公開です。お気持ちで購入いただけると嬉…
2019/07/03に登壇させていただいた、東京都の高次脳機能障害者相談支援研修会の資料になります…
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#高次脳機能障害

脳出血での入院中のこと

私は受傷して、左半身は鉛のように重たくなり、頭の中は、情報処理のとても遅い、古いコンピ…

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入院時に聞いていた説明について、後になって思ったこと

症状について「壊れた脳は戻らないが、リハビリで日常生活は送れるように回復できる」…

なにをするにも頭が混乱してしまうということ

何をするにも頭が混乱してしまいます。 出来ないことも沢山ありました。 ゆっくり考えれは…

主婦業はマルチタスクです、という話

私は脳出血で入院したときには「普通の主婦に戻り、子育てと家事に専念したい」と思っていたの…

高次脳機能障害のわたしが認識する「歩く」ということ

高次脳になり、生きて行動する事が全てマルチタスクなんだと感じました。 「歩く」とい…

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自分の服が着れない。高次脳機能障害になって気づいた着衣失行の話

あとになって、これが「着衣失行」という症状だとわかりました。 失認とか失語とかと同じく、…

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普通の会話ができない。けど、勇気を出して話すこと

こちらで書きましたが、退院してしばらくは、会話することに脳がついていかない状況が続いていました。 会話はナマモノなので、新鮮なうちに使わないと気持ちが腐っていってしまいます。タイミングを逃して堆積していった私の言葉達はどんどん腐っていきました。 話さないと何も考えてないのと同じ扱いを受ける事も多かったです。 息子が幼稚園に入園して数ヶ月は、なかなか幼稚園に馴染めませんでした。 けれど息子の友達が増えると共に、親同士の関わりも増えていったので、仲良く

対面で左右が逆であることが認識できない。子供のお着替えを手伝うだけでも混乱してし…

脳出血のリハビリを経て退院し、家に戻ってとても大変だったのが、息子に服を着せる事で…

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日常会話に頭がついていかなかったときのこと

退院後、家族との会話でも、自分の言いたい言葉が、瞬時に出てこなくてモヤモヤした思いか…

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子供のお喋りで頭が真っ白に

家事をしようにも、家事の順序立てが出来ない。やっと順序立てが出来ても、子供に話しかけ…

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高次脳のわたしが編み出したスケジュール管理の工夫

苦手なスケジュール管理での工夫は、1つの予定に対して、スマホにリマインドして、冷蔵…

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家事や料理で工夫していること

料理はマルチタスクでするものだと思われがちですが、無理に3つくちコンロを同時に…

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お買い物に行ってパニックになるよりも宅配に頼っちゃうのが安心

家事の買い物に関しては、ゆっくり品物を見て買えるように、基本、宅配にしています。 お店た…

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右見て、左見て、右見たことを忘れて横断歩道が渡れない。外出は苦行です

例えば、自転車に乗る/エスカレーターに乗る/子供の行動を追うなどがあるため、外出は苦行でした。 急性期病院の先生に、高次脳だと診断された時に「新しい事が覚えづらい」と言われたので、名前や、場所が覚えられなくなるのかな? と思っていましたが、見た物を1秒単位で忘れていくとは思ってませんでした。 例えば、動きが速い物を見ると、記憶として浸透する前に、次の瞬間には、その物は移動しているので、動きを追いきれません。スピードが早すぎて記憶に出来