相田みつをさんと、向き合った日。

相田みつをさんを、完全にナメてた。。


今日は、箕輪さんを見たいがために
国際フォーラムの転職フェアへ。

その帰り、ふと目に入る『相田みつを美術館』

正直、全く、一切の興味がない。
前からずっとあった気がするけど、無料かな?
え、800円か、やめとこ。
と思うものの、10秒くらい悩んで、なんとなく入った。
本当、なんとなく。

無礼を承知でいうと、
「だって、人間だもの〜!by み、つ、を。の人やろ?」
くらいのナメっぷりだった。

小学生か中学生の頃には、存在を知っていたはず。
言葉にも、数回は触れたこともあったはず。

つくづく、「イメージ」って恐ろしい。。


今日、
簡単に言うと、
みつをさんを大好きになった。

どれくらい好きになったかと言うと、
気付いたら2時間も滞在して閉館時間になってしまい
カレンダーまで買ってしまい
詩集(画集?)まで買ってしまい
ガチャまでやりそうになったくらい(これはやめた)
そして誰も読まないnoteにまで書き残したくなるくらい。。。

なんか導かれたんだろう。
仏様ありがとうございます。
箕輪さんありがとうございます。

みつをさんが、
歌人であったこと
書道家でもあったこと
それから、詩人になったこと。
それから、、、、、超ド級のイケメンであったこと。
何も、知りませんでした!


そして、
ほんわか系の詩人でも何でもないこと
禅を学んでいたこと
仏さんの言葉を届けていたこと
厳しい戦後を生きた人であったこと
作風を完成させては壊して変え続けていたこと、

「逢」「抱」など太い筆を使って、墨で書かれた作品や、
ろうけつ染めなど色がある作品は、見たことがなかった。

きちんと調べれば
どんな言葉だったか正確に書けるけど
今はなんとなく残っていることを
ニュアンスや、断片だけ、書いておこう。
今夜、詩集をゆっくり読もう。
(それから書き直す。)


「きれいなものを
 きれいといえる
 あなたの心がきれいだ」

まるで海北さんの詩のような。


「その人がいるとあったかい
 その人がいるとみんなが安心する
 そんな人にわたしはなりたい」

宮沢賢治の雨ニモマケズのフレーズが思い出す。

「慣れるな
 慣れるな」

今の私。まさに、言われてる気がする。


「早く回っているほど
 独楽は静かです」

一人さんのコメントの中には、
早く回っている独楽ほど、と言わないのは
そうすると他の独楽と比べて良い・悪い、となるから。
みつをさんは、比べるのが嫌いだったから。
といったような事が書いていた。

独楽を他の独楽と比べず、
それ自身の状態の違いで比べる表現であること

これには、なるほどーーーーーー。と

また、文字と色も美しかったな。これ。

「親のない子は
 声を出して泣かない。
 声を出せないのではない。
 声を出しても空しいのだ。
 誰も来ないと分かっているから。
 あの飛んでいったつばめも、
 声を出さずに泣いていたのだ。」

泣かないつばめの子の話
心が、ぎゅっとなった。


「おかげさん」

冬のある日に足を滑らせて転びそうになった時のこと
樹齢50年以上もの松の木がそこに立っていて
咄嗟につかまって滑り転がらずに済んだ
そのまま滑っていたら大怪我だ
その松の木がそこにあったのは
今、そして昔から、木を守ってきた人がいるから
土や、山があるから
私たちは、あらゆるもの、人に、
命を繋いでもらっている
それもこれも、みーんな
おかげさん、なんですよ



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