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イベントをやってみて、お酒の輸出について思うこと

怒涛の6月が終了し、
7月になりました
梅雨なのか梅雨じゃないのかはっきりしない天気が続いてます
今週はもう降らんのかなぁ
来週は霊山修行もあるので雨避けたいですがどうかな

6月は大阪酒万博2024in扇町公園
ということでイベント開催したんですが、
やっとこさ事後処理も落ち着いてきてます
まだビール売り切ってない分がちょこちょこありますが、、
そろそろ来年の出店計画についても進めていかねば
色々あって人手不足で私も店舗に立ってる状態なので、
来年果たして店は開けれるんだろうか
という不安は若干あるものの、
ちょこちょこ求人応募があってありがたいなぁと思ってます
人材募集については改めてnoteでも書こうと思います

さて、最近国税庁が日本産酒類の輸出にかなり力を入れています

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/yushutsu/pdf/0023002-155_02.pdf

この資料によると、もともとはウィスキーと日本酒が多く、
ビールがこのところ好調とのこと
ビールだけ見ると2023年輸出総額179億円てことなので、
数量で言うとざっくり15,000KLくらいかな?
クラフトビール全体でおそらく年間生産量50,000~70,000KLくらいと思うので、
その2割近くを輸出してるとは考えられないので大手ビールメインな気もしますが、
数字としては伸びてるんですね

おっと

ここまで書いてデータ探してたら出てきた

https://www.nta.go.jp/taxes/sake/yushutsu/yushutsu_tokei/xls/r05/12-1_hinmoku.xlsx

輸出総額179億円に対して、輸出数量が137,891KL
そうか酒税かからない数値になるのか
にしても、リッターあたり130円の輸出額ってほぼ大手なんでは?

https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202308/202308c.pdf

まぁこんな感じで輸出です

数字の話はこれくらいにして
私の超個人的な意見ですが、
弊社は自社のビールを輸出して販売することに全く興味がありません
まぁ、ローカルで作ってローカルで消費する
ということをさんざん言ってるので
そらそうだろうと思って頂けるかと思うのですが
そういうスタンスです

ビールのインポートについては、おおむね賛成です

最近では缶製品も増えましたが、
多くの輸入ビールは未だに瓶製品が多いので
ビールは輸送コストがかなり高い
ということを前提にしても、
輸入してでも飲みたい、飲んでほしいビールというのはあります

これは、美味しい美味しくないという話ではなく
ビールの歴史の長いヨーロッパには独自のスタイルや製品があり、
自国生産の原料があり、製法があり、土着の酵母や微生物があります
アメリカなどのクラフトビール新興国でも、
ホップの原産地としてのオリジナリティや、
そこから派生する様々なスタイルや製法
があります

日本の場合はどうかというと、

日本酒には自国生産の酒米と高度な並行複発酵という技術があり、
ワインもブドウの自国生産から、日本原産のブドウ品種などがあり、
輸出しなければ味わえない知ってもらえない酒があります

ビールはどうでしょう

原料は水以外はほぼ100%国外製品の輸入に頼っている状況で、
クラフトビールは長い歴史もなく、
日本の独自性のある製法もほぼ無く
(和テイストの副原料を使ったり、日本酒のテクニックや酵母を使うことはあるが)
原料を全て輸入して、加工だけして
わざわざ海外に輸出するメリット?意味はどこにあるのだろう
などと思ってしまうのです

誤解を恐れずに言えば、
美味いだけのビールなら世界中どこにでもあり、
今ではどこででも手に入ります

なので海外戦略で行くなら
コストを抑えるために国外に工場を作って
現地で生産する
ことには意味がありそうです

※ご指摘頂いたので追記します
実際には国外に工場作るよりは、
現地のブルワリーとライセンス契約して現地生産するのが一般的

もちろんブランドやマーケティング戦略の上で、
輸出戦略を取ることも充分に理解できます

しかし、自国でも大して売れてないものを、
ジャパンブランドだけで国外なら売れるつもりでいるのであれば
世の中そんなに甘くはないよと言いたいわけです

あんまり書くと色んな人に怒られそうなので
今日はこれくらいにしとこうと思います



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