いつかの明日に怯える話

仮面ライダーオーズを知っているだろうか。

今から10年以上前に放送された特撮作品なのだが、観ていない人は今からでも全然遅くないので観て欲しい。特撮に対するイメージが変わる重厚なストーリーが楽しめる作品なので。

私が観たのは去年の話。友人に特撮沼に叩き落とされた後、仮面ライダー電王、Ｗに引き続いて観た。ちなみに今名前を挙げた2作品も良作なので観て欲しい。主演俳優見たさで観始めた人を沼に引きずり込むことに定評があるらしい。実例のうちの1人は私の母だ。

話は戻すが、仮面ライダーオーズは素晴らしい最終回に着地した作品で、それゆえに続編を望む声と下手な続編は作らずあの美しい終わりのままでいて欲しいと両方の声を見かける。お祭り作品(仮面ライダーにはクロスオーバー映画がいくつもある)で2回ほど最終回後のお話が観れるが、パラレルだと言い逃れが出来るので正当続編かと言われると微妙なライン。私は個人的にはこの2作品のオーズパートに観る価値は十分にあると思う。

そのオーズ、正当続編かつ完結編に当たる10周年記念映画が今、上映されている。

10年も後になってはまった作品の続編が、はまった直後に上映されるなんて欠片も想像していなかったのでその時点で一種の感動を覚えた。そしてすぐに沼に突き落としてくれた友人と観に行くことが決定した。

その日付が明後日に迫っている。

わくわく感がえぐくてちょっとした吐き気を先週から感じている。さらにはうっかりネタバレを踏んでしまったせいで、俳優さんたちの舞台挨拶やらインタビュー動画などの新規供給に触れる度に謎の不安感と戦う羽目にもなった。昨晩はついに就寝前に突然、心臓が爆速で動くという現象すら起こった。

私の体、映画観終わるまでもつかなぁ？

真剣にそんな事を考え始めているが、どうか私の推しの火野映司を観るまではこの命、もって欲しいものである。