愛情表現は人それぞれ

私はよく、私が好きだと思っている人・仲良くしている人からきちんと好かれているのだろうかと不安になる。
私が一方的に親友、友人、と思っているだけで向こうは対して好いておらず程ほどの距離を保ちたい知人レベルではないのか、といった感じの悩み方をしてしまう。
まあまあ相手に対して失礼な考え方なのだが、なかなかやめられない。

たぶん根本的理由は自分が自分のことが嫌いだから、につきる。
こんな人間を好いてくれる人なんてそうそういないだろう思考が働きがちなのだ。
あとずいぶんと勝手な話なのだが、私はわりと好きな人にプレゼント(大小問わず)をしたい欲がある人で、会う約束付近で誕生日を代表とする何らかのイベントごとがあれば贈り物を用意して出向くタイプ。
親友クラスだとバレンタインと誕生日に会えなければ郵送も視野にいれる。
対して友人たちは遊ぼうと言い出すことはあるが(日程調整などは別のいつもしてくれる子がいる)そういうものはよほどベストタイミングでなければ用意しないし、そもそも誕生日をあんまり覚えていないタイプ。

同じ熱量を同じだけ返してほしい、というのがそもそも傲慢なうえに、自分と友人たちでは愛情表現(親愛表現)のタイプが違う。
向こうからしたら、私は自分から遊びに誘ってこない消極的な子、認定されているかもしれない。
人と会って関わることに苦手意識を持ち、外に出ることもなかなかの労力がいる私は、せっせと贈り物を用意して誘いにうなずくことが愛情表現になっているが、友人たちからしたらそんなことは知ったこっちゃない話なのである。

なので、私とあの子は本当に仲良しかしら? と不安になった時は余力があれば、
「不安なのはもしかしたらお互い様。仲間外れにせず遊びに誘ってくれる時点で少なくとも私に時間をさいてもいいと思う程度には好かれている」
と自分に言い聞かせている。
大抵の場合一瞬だけ効果を発揮するが長くは続かない。
というかこの自己暗示が効くなら、友人の
「お話しできて楽しかった。また遊ぼうね」
を信用・信頼出来ている。

友人たちに失礼だなぁ、と思いつつ遊びに行く度に自己暗示をかけ、抜本的に性格を改善せねばなぁ、と頭を抱えているのであった。

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