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「人類をタレントに!」の真意と、Great Companyという目標

「リーダーや経営者にとって必要なものとは何でしょうか。私は、明るい未来を信じられる仕事を創ることだと思います。」__イーロン・マスク

株式会社Nateeは2020年11月1日で3期目を迎え、社員も11名になりました。1期目と2期目を比較して売上は20倍になり(初年度が低すぎたw)、ここまで成長して来れたことは本当に皆様のおかげで感謝でいっぱいです。ただ、掲げた目標からすればまだまだ道半ばどころか、創業すらしてないくらいの段階(=Day0)だと認識をしています。

今回こちらのプレスリリースにて、XTech Ventures、アカツキ「Heart Driven Fund」、キュービックベンチャーズ、マネックスベンチャーズの4社から新たに1.2億円の資金調達を発表しました。トランプさんによってTikTokの先行きが一時的に不透明になった中でも、「この経営チームなら」と出資いただいたXTVはじめ投資家の皆様には本当に感謝ですし、前回の出資からずっと信じてサポートしてくれるアカツキの熊谷兄貴には頭が上がりません。

デットファイナンスも含めると今まで累計で2.3億円ほどの資金を出資または融資いただいており、重くなる責任の中でワクワクは増すばかりです。必ずやったります。

今回のnoteは、これを機に改めて「人類をタレントに!」というミッションと、その目的をGreat Companyと呼ばれる規模感で成し遂げたい、という二つの旗を掲げた人間としての所信表面の場とさせていただきたいなと思ってます。

以前はこんなnoteや

こんなnoteを書いてそこそこバズっていたのですが

今回はまったくもってNateeの話、小島領剣の話になりますが、ぜひお付き合いいただけたら嬉しいです。

「タレント」とは?

まず創業期から掲げている「人類をタレントに!」というミッションを僕らがどう定義しているかというところから話を進めたいと思ってます。

「人類をタレントに!」の「人類」はじゃあ地球上のすべての人間のことを指しているとして、「タレント」とはどういう状態の人なのか?これは決して現代の芸能人という意味では使っていません。

僕は古典が好きで学生時代からよく読んでいたのですが、その中で読んだ聖書にキリストの肢体という話があります。

目は手にむかって、「おまえはいらない」とは言えず、また頭は足にむかって、「おまえはいらない」とも言えない。(中略)もし一つの肢体が悩めば、ほかの肢体もみな共に悩み、一つの肢体が尊ばれると、ほかの肢体もみな共に喜ぶ。(コリント第一の手紙12章21-26節)

まさにこれが僕の理想とする組織であり個性と才能が発揮されてる状態なんですよね。

僕はよく会社を船に例えますが、船長の役割は①目的地を定め、②安全最速の航路を検討し、③船員を集め、④船内のルールを決めることです。一方で海賊船の見張り担当、食料管理もいれば、船内の整備士もいます。

すべての人が自分の役割を守り、有機的に連携し合っているからこそ大変な航海も乗り越えていけるのではないかと。その役割の違いに貴賎も優劣もありません。

僕らの中での「タレント」の定義は「個性と才能を発揮し、ありのまま生きている人たち」のことを指します。

インターネットは個のエンパワーメント装置のことである

そもそもインターネットの話からさせてもらうと、インターネットの三大原則は、「オープン」「シェア」「フラット」です(糸井重里さんとちょっと違いますが笑)。そしてそれは全て個人の力を最大化するための装置なんですね。

以前までは記者等の限られた人だけが社会に発信することができましたが、2000年代からは誰でもブログを始められるようになり、現在はTwitterなどで誰もが簡単に意見を言えるようになりました(弊害は置いておきます)。

プロデューサー、ディレクター、タレント、カメラマン、エディターなど多種多様な人が集まってテレビという枠の中で番組を作っていた特権が、YouTubeによって誰でも気軽に動画を撮ってアップできる世の中に民主化されました。

販売もAmazonや楽天のような企画化された巨大モールから、ShopifyやBASEのようにどんどん民主化されていっていて、副業でネットショップをやってる僕の友人なんか月に100万くらい売り上げてたりします。

特定の国や企業、機関などと、個人がインターネットの上では同等にふるまうことができ、これこそがインターネットのもたらす個人のエンパワーメントです。

アリババについてまとめた『アリババ 世界最強のスマートビジネス』という最高の本がありますが(僕は二回読みました)、その締めでアリババの最高戦略責任者でもある著者は

私たちは今、非常に刺激的な時代に生きている。直感に反するかもしれないが、人類史上、個人がこれほどの力を持ちえたことはなかった。

と言っています。それくらい個人の力はどんどん増すばかりであり、このメガトレンドは覆すことのできない大きい波なのです。

実は何度も同じミッションに違う形で挑戦してきていた

第一の挑戦:高校生向けのキュレーションメディア

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実は学生時代に一度起業をしていました。一言で言うと「高校生向けの意識高い系キュレーションメディア」です。ここに書いている通り、ビジネスの経験も技術もなく起業するのはアホであり、別に失敗したことは何もリスクではありませんでしたw

事業としては「これだけたくさんの大人がいて様々な人生があるのに、なぜ高校生までに会える大人の数は先生と親だけなんだろう?」という疑問から出発したものでした。その時に掲げていたビジョンも「個性と才能が生きる社会をデザインする」という今とまったく同じことです。

ただ、ビジネスとしては全くもって破綻していましたし、その時はビジョンを実現していく力がなかったので絵に描いた餅でしたが。。ビズリーチに新卒で拾ってもらえて本当に感謝しかありません。

第二の挑戦:実名制フリーランスマッチングサイト

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厳密に言うと挑戦すらもしていない事業構想の話なのですが(笑)、タレントソーシングというプロ向けフリーランスのサービスも一時期考えてました。

クラウドソーシングは「誰でもいいからこれやっておいて」という見えない相手にタスクを投げるものだと思っていて、そうではなく「あなたにこの仕事をお願いしたいんだ」っていうサービスが作れないかってところが起点でした。

これも僕の中では「人類をタレントに」することであり、自分の名前で仕事をする人が増えたらいいなと思った次第です。

第三の挑戦:株式会社Natee

そして今株式会社NateeではTikTokに特化したMCN事業からスタートして、個のイネイブラープラットフォームとしての挑戦をしています。平たく言うと、自分の個性や才能を生かして働く人を増やすってことです。

今はインフルエンサー事業をやっていますが、本質的には職業選択の自由度を高める、好きが仕事になる世界観を作りたいんじゃないかなぁと思います。

いろいろ航海の進め方を考えていたのですが、ベンチャーってどこまでいっても創業者の普段考えている方向にしか進まないですし、Nateeらしい、小島領剣らしい戦い方に今後はもっと集中させていきたいなと思ってます。

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現時点で見えている解は「テック × オペレーションの最適化」をとことん極めることで、ビジョナリーカンパニーで言う針鼠の概念から外れない経営をしていきたいですね。

Great Companyという頂き

ここまでは抽象的な目的の話で、ここからは具体的な目標の話です。どこまで目指すんだっけ?ってことです。そして結論はGreat Companyと呼ばれるまで、かなと。

藤田さん含め経営者が大好きな本に『ビジョナリーカンパニー』が挙げられると思うのですが、そこに出てくるお手本とされる会社のようなGreat CompanyにNateeもなりたいということです。

例に出すのもはばかられますが、ジョンソンアンドジョンソン、GE、オリエンタルランド、3M等々。日本のベンチャー界隈だと、メルカリ、ラクスル、freee、BASEとかそのあたりでしょうか。

「Nateeが個人の時代作ったよね」って言われるくらいの規模感にしたい!10人のチームでは「人類」をタレントにはできない!もっと多くの優秀な仲間と、もっと大きな規模でやりたい!

今はまだ時価総額1兆円なんて想像もできないし、ユニコーンと言われる1000億円すらわけわからんレベルです。100億円ならちょっと理解できるようになってきた。

これはもうただのわがままです。できるかどうかではなく、高い目標を掲げて挑戦することに意味があるし、簡単な目標なんておもしろくないでしょう。到底できなさそうなことを本気で目指すからスタートアップなのだ!

今は無名で、まだ始まってもいないような会社ですが、目の前では粛々とやり続けます。

ジン名言

おわりに(宣伝)

こんな長い記事を最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。ここまで読まれたということは少なからずNateeか僕に興味があったということだと思いますので(うざい)、最後にお願いだけさせてください。

1. 一緒に働いてください!
トレンドのど真ん中で事業創造をする経験ほど人生を彩るものはないと起業家として断言できます。

Nateeはまだ創業から2年ですが、すでにフルコミの社員は11名、業務委託や副業の方を含めると30名以上のチームになっています。

ワクワクしたい人、Great Companyを創りたい人、ぜひお茶しましょう!

①CEOのバディ、究極の何でも屋さんCOO
②総務・労務などまるっと見れるコーポレート責任者
③経営陣と一緒に組織や制度設計をする人事責任者

特に上記職種、切実に求めてますので、少しでもご興味ある方はTwitterのDMでもNateeのWantedlyでもマジで気軽にお声がけくださいませ!

2. フォローしてください!
ちょいちょいツイートしてるので、ぜひフォローお願いします!最近は経営のことばっかりつぶやいてますが、スタートアップ、マーケティング、TikTok、インフルエンサーの話がメインでございます。

3. ♡押してください!
いいねを押すのはタダなんです!ワンタップで僕が嬉しい気持ちになり、それがまた次の人に繋がっていくならワンタップした方がよくないですかね?笑

4. 感想ツイートしてください!
GoodでもBadでも感想いただけると嬉しいです!エゴサスキル高いので全部目を通しますし、より皆さんが気になっているポイントとかも今後発信していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。

(Appendix①グレイテスト・ショーマンの世界観)

弊社ではグレイテスト・ショーマンを課題映画として入社前に観てもらっています(まだ観てない人たぶんいるけどw)。観たことのない方はぜひ観てみて欲しいですが、ただただ素晴らしい。これこそが実現したい世界観なんだよなって初めて観た時思いました。

今まで世間から虐げられてきた小男、大男、ヒゲの生えた女性、獣のように毛深い男などが、バーナムの手によってショーの一大スターになっていく様は本当に感動する(ちなみにバーナムは実在した興行家でサーカスの創始者です)。

本編とは関係ないのですが、ヒゲ女を演じるキアラセトルのワークショップセッションの"This Is Me"もぜひ見ていただきたいです。演じる役者自身が自信のない様から脱皮して自己表現をしていく4分42秒、見ておいて損はしないはず。というか今も見直して涙ぐんでしまったので、みんなぜひ見てくれw


サポートいただいた方には一人一人に感謝の返信を差し上げたいと思います!いつもサポートありがとうございます。