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中国不動産バブルは既にはじけている!?

みなさん、自分住まいは持ち家ですか?それとも賃貸ですか?ちなみに私は賃貸です。

現在の中国は空前の不動産値上がりが起こっており、この20年間それが止まることはありませんでした。通常不動産投資では、キャピタルゲインを狙う投資と家賃をいただく二つの稼ぎ方があります。中国ではどちらかといえばキャピタルゲイン、つまり安く買って高く売る利ざやを稼ぐことに軸足を置いているように見えます。

昔は日本でも同様にバブルがありました。中国はもっと広範囲にそれが展開されているんです。よく考えてください。広さ100平米行かない築30年のボロでも1億円超えはザラです。つまり、都市部に住むということは、フツーのサラリーマンでは無理なんです。頭金30%(3000万円)だけでも貯めるのに何年かかりまか?給与を10万円として半分をローンに回す、貯蓄にまわすとしましょう。3000万円÷5万円=600ヶ月つまり50年かかるわけですね。つまりフツーの生き方では家を買うことはできないんです。

さらに結婚の条件は家をもっていることが、まだまだ常識になっている。低収入で魅力ない男性は脱落。じゃー家をもってローンが組めて結婚できても離婚。で、最終的に行き着いた答えは、タンピン主義(寝そべり主義)が横行してます。「もういいや」と諦めて、何にもしない人たち親が元気ならご飯は出てくるし、永遠に買えない家のために競争もめんどくさい。じゃ、もういいやと。。。

でね、先日中国人の知り合いが電話をかけてきたんです。

「家をかったよ!140平米」

「おお、おめでとう!」

「でも、よく買えたね。いくらだったの?」

「4000万円」

「結構安くない?」

「そうなんです。実は通常は5000万円で売り出していただんですが、電話がかかってきて、相談があるといって、販売所とは別のところに呼ばれたんです。そしたら4000万円でいいと。」

「え!?なんでそんなことになってんのよ。5000万円で買った人から文句でるでよ?」

「もちろん。でも、不動産会社も切羽詰まっているんです。作ったのはいいけど売れ残って、とにかく現金化したいみたい。もう裏では結構大変な値引きがあるみたいですよ」

そのあとも中国の不動産事情をいろいろ聞きました。やっぱり、異常な高騰は終わりを告げたなと感じました。ただ、まだまだ20年の高騰の歴史は人々の期待を背負っている。みんなは今は静観しているっていうわけです。売れない=値下げというのは資本主義では常識。社会主義の中国では国がへたに絡んでいるから複雑になっている。

恒大集団が日本のメディアを騒がせています。部分的デフォルトではありますが、破産となりました。まだまだこんな不動産バブルの立役者たちの会社は今後倒産へ追い込まれることでしょう。そうなれば、日本も世界も無傷っていうわけにはいかない。

さあ、2022年、どんな年になるのかな


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