【前編】ちょっと怖かった!日本人の私が北のキムさんにインタビュー(多分、もう行かないので一度きり)
皆さんは、北朝鮮ってどんなお国かって、イメージありますか?日本に住んでいる北朝鮮人は、いわゆる朝鮮学校や朝鮮総連の団体にいらっしゃいます。一昔前は、自分たちの運命を受け入れられずに、不良少年たちが暴れ回ったり、いわゆる仁義なき・・・の中にもそういった方々がおりました。
さて、今日は「北のあのキムさんにインタビューの記録」をお届けします。いつものように信じるか信じないかは、読者の皆さん次第です。あくまでフィクションとしてお楽しみください。また、朝鮮総連の方々には少々波を立ててしまいすみません。過去にたくさんの北朝鮮絡みのnote記事を書いているので、こじまいるかの記事検索で、ご興味ある人はお読みください。その1つの過去記事はこれです。
登場人物:
キムジョンウン:ウンちゃん
キムヨジュン:ヨジュンさん(ウンちゃんの妹)
こじまいるか:いるか
時は、2023年、8月某日。。。私は中国を経由して、北朝鮮に入国することになった。正直、これまでのインタビューでは格段に緊張感がある。何せ情報が少なすぎる。かつて、スイスである発表があった時に、今のウンちゃんとは、夜のパーティーで挨拶を交わして程度だ。兄であるジョンナムとの中も知っていて、正直命が軽いっていう印象しかない北朝鮮には、近づきたくなかった。
え?!じゃー何しに北朝鮮に行くことになったのかって??
読者の皆さんはそう思うでしょう。何を隠そう、私の戦友は北朝鮮人の旦那さん(正確には朝鮮総連)なのだ。そのご縁もあり、密書を届けるということになってしまった。つまり、いるかの私は、怖いが先行していた。そもそも、こんなのをnoteなんかに書いたら、○されちゃうんですよ。まあ、一生に一回のつもりで行くことにした。
そして、もう1つ。西側諸国が総崩れになる近未来。800年周期でアジアとヨーロッパの文明の繁栄の周期がくると、『ガイアの法則』に書いてあったかな。。。とにかく、ここからの800年はアジアの世紀になる。もう、その兆候が出ているでしょ。
いるか:あの〜、もう、飛行機を降りていいですか?
軍人:・・・・
この国の人は、よくトレーニングされている。とにかく余計なことは話をしない。
軍人:どうぞ。
そうとだけ言って、私を飛行機から下ろした。飛行場には、誰もいない。その軍人さんと私だけ?もちろん、歓迎ムードなどあるはずもない。
私はそのまま飛行機の下から、車に乗せられ空港を出た。あれ?イミグレーションは?通常なら、パスポートをチェックして、ハンコをもらうはずだけど、それがない。このまま、拉致監禁か??恐怖が頭をよぎる。
空港から平壌(ピョンヤン)までの道のり。思ったよりひらけている。人もちらほら見えて、別段ちゃんとした他の国々と変わらない。ちょっと安心した。もちろん観光客なんていないし、車は軍用車両だし、私に気づく人なんていない。そして、すごく大きい、公園というか広場を横目に、みながらさらに平壌の奥へ進んでいく。公園には大きな銅像、多分キムジョンウンのお父様かお祖父様。もちろん写真を撮れないし、近くに行けないので確認できない。
車は、歴史ある建物の前で止まった。大きくはないその建物は、古びていて人気もない。まっまさか、刑務所か???またまた恐怖に支配される。
建物の中へ通される。そして、近代的なエレベータ。上に行くかと思いきや、地下へ進んでいるようだ。
(お偉いさんは、基本は地下階にいるのだろうか?)
ちょっと、ガタガタするそのエレベータは止まった。
ドアが開く。
すごく明るいライトと、赤絨毯。そして、美しい女性たちが赤絨毯の両端で等間隔に並んでまっすぐ立っている。
「キムナスクです。ご案内します。」
朝鮮半島では、5つの苗字でほぼ100%と言って良いくらい、苗字が少ない。キムさんと言われても、序列も血縁関係もわからない。。。。どうしよう・・・
背丈の高いドアを開ける。
そこにいたのは、あのキムジョンウン。
(ウンちゃん):お久しぶり
いるか:どうも。私のこと覚えていてくれたの?
(ウンちゃん):もちろんだよ。スイス以来だね。
いるか:あーよかった。本当に緊張したんだから、ここまで。でもウンちゃんだいぶ背が伸びたのね?
(ウンちゃん):まあね。成長期だしね(ガハハハ・・)
何かおかしい。出会ったのは、もう二十歳過ぎ。そこから10センチ以上も伸びるものか?
遠くで、女性が笑っているのが見えた。あ、キムヨジュン!!思わず声をあげそうになった。
ヨジュンさん:もういいわ。下がって
そういって、彼女が(ウンちゃん)に言った。
ヨジュンさん:ごめんなさいね。彼は影武者よ。
おおお、流暢な日本語だ。
いるか:はっ、はい!やっぱり。何か雰囲気が違うというか、背が伸びていたので。。
ヨジュンさん:兄はこっちよ。
彼女はさらに奥の部屋へ案内してくれた。
ドアがあく。
いるか:ど、どうも。。。
ウンちゃん:スイスではお世話になりました。
思わず、耳を疑った。ハングルは苦手な私には、聞き間違えかと思った。ヨジュンさんが通訳をしてくれるらしい。(助かった・・・)
いるか:こちらこそ。覚えていてくれたんですね。
ウンちゃん:もちろんだよ。あんなところにくる日本人なんて、当時はいなかったしね。まあ、座ってよ。
お互いに座る距離も、かなり遠い。別に暗殺に来たわけじゃないけど、警戒感満載だ。
いるか:今日は密書を届けに来ました。福岡の朝鮮総連の方からです。
ウンちゃん:ありがとう。
後編に続く・・・・
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