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斜め上の人

私に任せておくのが先行き不安だからという理由で一方的に解約解除になった案件の元クライアントさんから昨日電話があった。


相手:データができたんだけど、プリントしてね。

自分:契約は終わってる状態ですよ

相手:お金払っただろ?

自分:ええ、補助金申請の手数料としていただきましたよ。

相手:お金払っただろ?最初、プリントするって言ってただろ?

自分:当初はこちらにご依頼いただけるとのことだったのでそう言いましたが、今は契約解除された状態です。プリントはご自身でやるとも言われましたよ。

相手:デザインだけ任せられないって言ったんだろ?

自分:こちらとしましては、申請代行の手数料としてお金を受け取っておりますので、今後は関与できません。

相手:またお金とろうとしてるのか?最初プリントするって言っただろ?

自分:いえ、またお金をいただくとかではなく、後はご自身でやるとのことでしたので、

相手:おまえなんか#%$&#$&$、あー、もう!(ガチャリ)


ホームページの件で電話がかかってくると思っていたが、まさかの印刷。俺チラシのプロだからYEAH的な感じで言ってたのに、面と向かってへたくそとか言ってたのに、できなかったんだろうか。。。できなかったんだろうな。


この元クライアントさん補助金で余った分は自分のものだと思っておられて、どうも余らせて財布に入れようと計画されていたようです。それで見積の金額が高いから!デザインが違うから!と逆切れして契約を解除されたんです。


ちなみに、補助金の不正受給は以下の罰則が科されます。

(1)事業所名が公表される
(2)全額返還に加え、延滞金と不正受給額の20%に相当する額が請求される
(3)刑事告発の可能性、特に悪質な場合には刑事告発が行われます。
(4)5年間の支給停止
(5)社会保険労務士または代理人等も罰則対象になる
  補助金ポータルさんより引用(https://hojyokin-portal.jp/fusei-hanzai/


この元クライアントさんがやろうとしていることは、補助金の不正受給。普通に「詐欺」です。補助金はあくまで目的があって申請し、申請書に記載したこと以外には使えません。補助金の金額は見積の金額以上は出ないし、実際の金額が見積もりの金額以下だとかかった分にしか適用されません。余ったお金を懐に入れるなんてのは本来あり得ない話です。

弊社では補助金申請代行の場合、本格的な契約書を交わすのは申請が通ってからとしています。今回は契約書を交わそうという段階で前述のように一方的に解除されました。契約書がなくても電話やり取りの録音、打ち合わせボイスレコーダーの使用、大事なことはメールでのやり取りを心掛けているので証拠は残っている。何を言われても対抗できる。全部スマホアプリで済ませることができるので、フリーランスや一人法人の方はぜひ対策されてください。(写真はぱくたそさんより)

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