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貧困ビジネスと田舎の雇用

2022年師走。
「貧困ビジネス」というキーワードがヒートアップしている。
Colaboさんが着火剤。


貧困ビジネス

貧困ビジネスとは、

生活保護受給者やホームレスをはじめとする貧困層を標的として、さまざまな手口で金を稼ぐこと。1990年代以降に景気の後退がみられ、生活保護受給世帯が増加の一途をたどり始めたころから、社会問題として浮上した。特定非営利活動法人「もやい」の事務局長、湯浅誠(1969― )が提唱したことばである。

コトバンクより引用

のように、「闇金ウシジマくん」とか「カイジ」の福本伸行先生の漫画に出てきそうなビジネスモデルで運営されていることが多い。
バックに反社や大物先生などの姿も見え隠れする場合があります。(フィクション)

貧困ビジネスの詳細は、wikiが詳しいのでそちらへ。


田舎の雇用

さて、「貧困ビジネス」は2000年代初頭の派遣会社が台頭してきた時にもよく耳にした言葉で、田舎の雇用も似ているという率直な感想を持ちました。

田舎の雇用は、生かさず殺さず、すぐには逃げ出せないくらい少ない最低限の賃金(正社員で手取り12万くらい、公務員、医療職を除く)を与え続け、ボーナスはなく、8時間労働のはずなのに1時間休憩12時間拘束(時間外手当なし)、住宅手当なし、月4休み、年休なし、など刑務所で過ごした方が楽だと思えるような条件となっています。

労働者が共通して言うのは、「田舎だから仕方ないよね」と。
経営者は共通して言う、「田舎だから払えないよね」と。

うまい具合に需要と供給が釣り合っている状態です。

雇用主として毎月決まった給与を支払うのはとても大変なことはわかっている。ですがよ、手取り12万でどう暮らせと?今から15年前、「高卒JA勤務は勤続10年で手取り10万ない」って同級生が嘆いていた。その後勤続しても手取り20万以上もらえてるかは疑問。

ちなみにこの田舎のお家賃はオーナーと不動産業者の経営努力でワンルーム大体5万くらいに設定されています。一方で福岡県の少し郊外では築浅3LDK6万くらいで賃貸募集されています。ここって、福岡よりいい場所だっけ?

他にいい場所、いい条件があるのに、最低かつ最悪ラインの需要と供給がマッチして生み出されているのが貧困ビジネスであり、田舎の雇用であると感じています。

でも、抜け出せないんだもん

そんな弱者は搾取され続けるのか?
弱者でいる限り、ずっと続く。そして、「いい人」も搾取される。
そんな世の中に生きていることを理解して、声をあげていこうぜ!

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