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私を縛り付けているもの

私が何故「義父との同居」を解消出来ないのか。

それは私の心に原因があった。夫と付き合っている時から義父とは同居になると聞いていた。その時の私は同居に対して、何のためらいもなかった。関係もうまくいくものと思っていた。

同居を始めて、夫と初めて大ゲンカをした時に、夫にとって優先すべき人は義父であり、私は二番目なのだと気付かされた時、私の心は衝撃を受けた。

絶対的に私の味方でいてくれる、守ってくれると思っていた夫が、私よりも義父を選んだことが耐え難かった。その事実を受け止めることが出来なかった。

どうして私の味方になってくれないんだろう、どうして私を一番に考えてくれないんだろう、どうして夫は義父をかばうのだろう、夫にとっての私って何なんだろう

頭の中をぐるぐる駆け回っていた。

私は怖かった。

「義父との同居を解消したい」と言った時に夫は私を選んでくれないんじゃないか。義父と同居を続けることを選ぶんじゃないか。

私は夫に捨てられるんじゃないか。私は義父に負けるんじゃないか。私は一人ぼっちになるんじゃないか。

そうしたら今後どうすれば良い?パートで働いてるのに一人暮らしする余裕なんてない。夫と別れなければいけないかもしれない。私は一人でやっていけるのだろうか。今まで夫と過ごした幸せだった時間も全てなくなってしまう。その孤独に耐えられるのか。

そう考えたら円形脱毛症はどんどん進行しているのに、見て見ぬふりを続けてしまった。結果、円形脱毛症を発症してから3年もの間、同居を解消してほしいと伝えることが出来ずに時間だけが過ぎてしまった。

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