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最近の暮らしと音楽 雑感

映画の音楽をゴリゴリと書いている。
シーンの塊がチャプターごとに書き出されたReel映像がだんだんと送られてきて、そのどこにどういった音楽をつけるかを洗い出す。当然だけれど、脚本の段階とは大きく印象が違ってくる。セリフのミックスもされていない、まさに俳優の生の演技がそこにはある。

俳優はすごい。もらったReelを見ていると目の動き一つで演技が変わるのが分かる。さすがに名優と言われる役者は安っぽさがない。ため息が出るほど美しくリアルだ。

テーマの制作

ここ最近は、メインのテーマが入るシーンを撮って出しのような状態でもらい、数パターンのメインテーマを制作中。演技を邪魔しないことが難しい。優しいとか悲しいとか、ひとことじゃ言い表せないような感情を描く必要がある。そのためには和音に微妙な違和感を混ぜることが効果的だ。

なぜ坂本龍一がすごいのか、その一つが彼の和音の構成にあることは明らかだ。ルート音の動きはよくあるものだけれど、中音域の構成音に絶妙な音を入れると、ぐっと音楽に奥行きが出る。おもしろい。

KimHak写真展、他

映画のほか、とあるアーティストのドキュメンタリー映像や写真家Kim Hakに展示のBGMの仕事がはじまる。おもしろそうなトピックスである。

アウトプットが多く必要なときにはインプットも増やす必要がある。という名目で山に登る、お盆。

こんな感じ。

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