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留学生活食事編「寮の1階食堂で初めての中華料理朝食」 17番

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寮1日目から最初の4日間は顔も洗えないし、歯も磨けない、トイレもシャワーも出来ないと言う最悪のスタートとなったのであります。
しかし、私は、毎朝、5号館1階ロビーの売店で1元(日本円で14円)支払い、購入した1リットルのペットボトル一本のミネラルウォーターを日本から持参した『明日のジョーの絵柄の付いたミルクカップ』に半部入れて、左手でカップを持ち右手で水を少しずつ受けて、猫が片足をなめてその足で綺麗に体を舐めるように、右手だけで少しの水を何回も受けては顔を小分けにして洗いましたが、いつものように顔を洗った感じは全くしませんでした。

また、歯磨きもカップにミネラルウオーターを入れてしました。しかし、トイレだけは、学校のトイレもこの宿舎全体のトイレも断水のため、部屋の洋式トイレで日本ではまず経験しないような何度もしっぱなし状態でした。シャワーも無くこれまた日本では毎日風呂に入るのに4日間入れませんでした。

忘れていましたが、この初日の朝は、私は、午前4時30分に起床して、6時50分まで中国語を勉強し、7時から朝食に1階のロビーの中国語でサンティーンと言うレストランへ行きました。

中に入ると7時から営業開始とあってお客さんや留学生が一人もいなくて若い女性のウエイトレスが3,4人固まって中国語で楽しく話していました。目を変えるとレジに座っている怖そうな融通の気かなそうな中年の女性1人いて全員で4,5名いました。中へ入って左側に横に一列にバイキング方式でいろいろな料理の種類が大皿やトレイのようなものに入れて並べてあります。

私は、最初どのようにして取って良いのか解らずに料理の前に立っていると、1人の若い女性のウエイトレスの女の子が、シルバーのおかず等を分けて入れるように仕切ってあるトレーを1皿私に手渡しました。

そして、欲しいものをこれに入れてあげると言っているようでしたので、私は、言葉が解らないため、指を食べたい料理に指すと、その若い女性のウエイトレスは、匙の大きいようなものですくって沢山入れてくれます。そうなのです中国のウエイトレスさんは1つの料理を多めに多めに装いでくれるのです。

結局、私は、きゅうりの炒め物と切ってある小さなウインナーの炒め物と絹さやの入った卵焼きの炒め物の3種類の料理を入れてもらいました。朝から、油で炒めたおかずばかり取りました。

また、餃子の少し大きいのがあったので私は指を2本立てて入れて貰い、日本のお好み焼き風のペシャンコの丸い薄い形で日本のお好み焼きの半分の大きさで具が押し付けられて入っているような「中国語でバオズ」という食べ物を取り、指を1本立てて入れて貰い、レジへ持って行き座っている中年の女性に見てもらいました。

中国は定価と言うようなものあるようでないらしく、その時のレジ係りの裁量、つまり見た目で料金を決めるのです。後で解る様になるのですが、朝食代が、同じものを取っても、中年の女性の時は1元~2元高く、逆に若い女性が座っている時は1元~2元中年の女性の時より安いのです。

この時は、レジが中年の女性のため10元と言われましたので、私は10元支払いましたが、これも後で解るのですが、普通6元から8元が相場の料金なのです。

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