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「やりたいことが見つからない」ことに対し僕が思うこと

いきなり自己啓発本みたいなタイトルですw
普段あんまり自己啓発本を読むような人間ではないのですが、たまには。

書こうと思った背景を説明すると、春休みの期間に1週間ほど地元に帰省したのですが、友人から「やりたいことが見つからない」という相談を受けたり、友人と「進路に対する選択肢をどう取捨選択をするべきか」という議論をする機会がありました。また、周りが就活やらなんやらで岐路を迎える中で、僕自身そういった悩みを少し抱えていたこともあります。
今の自分の考えを整理する意味で、今回は筆を執ることにしました。

まとめると、「やりたいことが見つからない(何をしたら正解か分からない)不確実性の中で、物事をどのように対処し、選択肢を取捨していくべきか」という論点に対し僕なりの考えをまとめてみます。

そもそも、やりたいことってなぜ必要なのか

結論、正直なところ、「やりたいこと」は必要ないと思います。

やりたいことが見つからないと悩む人は、将来に漠然とした不安を抱いているor現状に漠然とした不満がある、ことによって、やりたいことが見つかればそういった不安不満が解消できると思い込んでいるため、悩んでいるのではないかなーと思います。

なので、個人的には、やりたいことを見つけることが重要というよりは、人生の幸福度への判断軸を作り、その幸福度を最大化できる選択肢を選ぶような意思決定をしていくことの方が重要ではないかと思います。

とはいえ、そんなことが20年しか生きていないような若造にできるはずはないので、今の暫定的な解を書きます。

「やりたいことが見つからない」という悲観的な考えに対しどう対処するか

僕自身「やりたいことが見つからない」と顕著に立ち止まっていた時期に、その事実を非常に悲観的に捉えていました。その時読んだ、「やりたいことがなくて、立ち止まってしまう20代の人向けの記事」という、けんすうさんのnoteが非常に僕は腑に落ちたので、一読頂ければ幸いです。

このnoteでは、「やりたいことが見つからない」という悩みは、

1. 無駄な努力をしたくない
2. 努力が無限にできるほど夢中になれるものがあると信じてる

の2点に整理されるのですが、やりたいことが見つかること自体が難しく、結論20代のうちは、「バラエティを増やす」ことだけにフォーカスするべきだと書いてあります。バラエティを増やすことで、自分にとって幸福な選択肢を見つけようぜ!という考え方です。

実際僕の友達にも、「バラエティを増やす」ということを意図せずとも、起業という挑戦をすることで行い、それが楽しく、やりたいことだと思い、起業の道を突き進む決断をした友達がいます。

とはいえ、自分のゴールが何も定まってないまま、バラエティを増やす目的で、起業したり、インターンしたり、プログラミングしたり、語学勉強したり、資格勉強したりというチャレンジを繰り返すなんてかなりハードで、意味はないとは言わないまでも非効率的だなーと思います。頭がよくてキャパがある人ならば、とりあえず行動を分散させて振り返って、自分にあった進路を選ぶこともできるんでしょうが、大半の人間はそんなに頭も良くないし、人間に与えられた時間は一律です。

就職なんか特にそうです。とりあえず良さげな業種・職種を選んでも、それが自分に向いてないと分かるまで時間がかかってしまったり、分かったとしても自分の市場価値が低かったら転職も難しいわけです。

つまりは、自分の中に基盤となる軸がなければ、やりたいことが生まれるはずも、選べるはずもないと思っています。自分を見つめ直し、軸を作らないで、行動し続けるだけではめちゃめちゃ時間がかかります。

なので、結論、「やりたいことが見つからない」ことに対処するために、バラエティを増やすことを目的に据える際には、

①自分にとっての成功を定義づける目的・判断軸を明確にすること
②選択肢を増やし、そこからさらに絞り込むこと
③下した決断を評価し、PDCAサイクルを回すこと

くらいは最低限必要だと思います。

③について補足しておくと、選んだ選択肢の結果と、選ぶ前に持っていた仮説とを比較し、次の選択に活かしていくという意味合いです。

どのように選択肢を取捨していくべきか

最後に、どのような選択肢を取捨していくべきか、つまり②の選択肢を絞り込む基準のお話しです。

選ぶべき選択肢は、言葉では簡単ですが、自分にとっての成功を定義づける目的への最短となるであろうという仮説を持てる選択だと思っています。

僕の場合でいうと、キャリアを選択する際の判断基準は以下の項目です。(具体的な項目挙げたらもっとたくさんあります。)

1. 将来の成功のためのスキルを身につけることができるか
    a. 成功の解像度が低い場合は、スキルのシナジーが効くか
2. 自己成長のスピードを早くできる環境であるか(PDCAを早く回すため)
    a. 市場・企業の成長率が高いこと
    b. 周りのレベル・要求水準が高いこと
3. 楽しいか(楽ではなく)

上から順に比重を大きくしています。
この基準の項目は自分のゴールに基づいて設定すべきだと思います。全ての人に当てはまるものなんてありません。

最後に、選択肢を選ぶ際、「怖い」「辛そう」「まだ未熟な自分には早い」などの負の感情に邪魔された選択肢を取る場面があるかと思います。例えば、次のキャリアを選択する際、「今の上司の要求が高くて疲れてしまった、会社を辞めたい」、「この企業はレベルが高いから、今の自分では挑戦できない」、「起業なんか自分にできるわけない」みたいな理由であったり。

僕はこのような、合理的でない負の感情によって適切な意思決定が阻害され、その負の感情に流されてしまったら、一生成功することなどできないと思います。

単なる「逃げ」を、あたかも合理的なロジックで正当化するような人間は、いつまでたっても負け犬です。そうならないように頑張ります。

追記

この記事を見てくれた友人に、次のような指摘を受けました。

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つまり、最終的な目標が分かっていないから、やりたいことを見つけられていない人が大半だろうとの指摘です。

確かにその通りです。
一応これに対する答えとして、文章中では以下のように書いていました。

自分の中に基盤となる軸がなければ、やりたいことが生まれるはずも、選べるはずもないと思っています。自分を見つめ直し、軸を作らないで、行動し続けるだけではめちゃめちゃ時間がかかります。

自分の目標が分からないからこそ、自分の基盤となる軸をはっきりさせるために、自己分析といった過程が必要だろうとの意味合いです。
確かに、僕は割と人生の目標が定まっているほうなので、このような問題は軽視していました。テーマは自己分析で、また別にnoteを書きたいと思います。

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