コピーライターって、なに?
肩書きというのは、ときに窮屈だ。サラリーマンという肩書きは便利で、ちょっと羨ましくも思える。ただ、サラリーマンは職業ではない。この場合は広義の肩書き、つまり、見出しみたいなものだ。
私の肩書きはコピーライター。そう、書く人だ。コンビニのコピー機で、コピーをとっている人ではない。もちろん、ライターは火をつける携帯用の装置のことでもないし、書いた文章が常に炎上しているような、お騒がせな自分を顧みない人でもない。基本的には、広告やプロモーションのコトバの表現を担当する人で、職業になる。そのコトバは、いろいろなメディアに載り、世の中に流布していく。
では、なぜ、noteに自分のスペースを設けたのか?
地方のコピーライターは、もしかしたら、絶滅するかもしれない。大きな都市は別だが、地方の大都市の狭間にあるような中小都市の広告は、だいぶ元気がない。見ていても面白くない。SNSに押されているから、より素人っぽいものや神が降りてきたようなクールな映像が受けるから。そんなことが問題ではなく、アイデアが乏しくなってきているからだ。面白くしようとか、ギャップのある表現で注目させようとか。考えてはいても、クライアントの了解が得られないとか、忖度して楽をするフロントの営業マンが多いとか、そもそもよいアイデアを判断できない関係者が多いとか。そんな流れもあり、世の中が求めるようなアイデアを表現したコピーも拾えない人間で、地方のコップは満たされつつある。
それでも、私の場合、自分がフロントであり、コピーライターであり、デザイナーであり、ディレクターであり、という感じで進めることができるから、受けた仕事では一定のクオリティを担保はできてはいる。でも、所詮一人の人間ができることには限界があるわけで…。
話は少し飛びましたが、コピーライターというのは、書く人。そして、アイデアを考案し、実行する人です。アイデアは、世の中に発せられたコトバによってできている。コピーはアイデアの塊です。そんな肩書きを表現するために、解説するために、このnoteの場をお借りしようかと思っています。