人事領域にきて思ったこと。1ヶ月目で生意気を言ってみる。

人事・採用領域に携わるようになっておおよそ1ヶ月が経過した。
毎日、新しい発見と違和感の連続で環境の変化や役割の変化を
実感できている。

転職してよかった。

さて、人事といってもガイアックスには久しく人事部がなかったそうだ。
そんな会社あるのか?というように最初は耳を疑ったが、
どうやら間違いないらしい。

そもそもを考えれば、給与テーブルもないし採用も事業部ごとで行えるので
それぞれの事業部や子会社が実質的な「人事」の役割をはたせばいいのだ。
むしろ、しばしば日本型企業に見られる「人員過多」、窓際おじさんの出現を未然に防げるかもしれない。

だが、そんな弊社ガイアックスにちょうど一年前から人事支援チームが誕生した。
その詳細は人事総務部長の流のnoteを見ていただくとして、
なかったものを作る、というのは思いのほか大変である。
前例主義は悪い文脈で一般的には使われるが、そうまさに前例がない。

どんなことをしても正解になりえるし、不正解にもなりえる。
まさにカオス。

そのカオスな状況の中、転職というか異動で飛び込んだのだが、
飛び込んだばかりの今だからこそ思う「違和感」もある。

そもそも私はマーケティング領域に3年ほどいた。
学生の時からインターンを始め、今でも副業として複数の会社でプロジェクトを遂行させている。
そんなマーケティング畑からの視点で見ると、正直あまりユーザーのことを考えているとは思えない「常識」がいくつもあった。

あらかじめ言っておくが弊社の内情ではない。
たとえば、一般に人事部の働き方は平日の9:00~17:00であったり10:00~19:00であろう。
私からすればこれはユーザーにとって最適だとは思わない。

ユーザーを就活中の大学生だとすればその時間は授業があるだろうし、転職中の社会人は働いている時間帯である。
そもそもこの8時間労働、日本にはじめて持ち込まれたのは1919年のこと
つまり100年前の慣例がいまだに残っているのである。

そして9時に一斉に始業というのもよくわからない。
もちろん人によっては朝が得意で朝働いた方が生産性が高い人もいる。
一方、私のように夜がふけるに連れて脳のエンジンがかかりはじめ、深夜0時を過ぎた頃に1日のピークがきて、その時間に働けないのがもったいないと思う人も少なからずいるはず。

つまり多様性である。
三者三様、十人十色。
弊社の社員・アルバイトや関わってくれている業務委託やインターン生は
毎日同じ作業の繰り返しというのはレアケース。
常に新しいことに挑戦し、失敗してまた挑戦。
それを仕事とする我々にとって9:00始業の17:00終業というスタンスはあり得ないのではないか。

話が少し膨らみすぎた。
つまり二つの点で問題だと思う。

お客様である求職者にとって最適な時間と採用担当者の勤務時間がズレている可能性があること、人によって集中できる時間帯が異なり同じ時間に働くことは必ずしも生産性をあげる手段としては不適当な可能性があること。

という生意気なことを言わせてください。

(たぶんこんなことを言えるのは1ヶ月目である今だけ)


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