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戦後、GHQ(アメリカ)によって僕らが奪われたもの。

僕らは、日本の歴史(国家観)、日本の精神など
様々なモノが奪われてきた。
 
中でも、共同体が奪われたことが
現在も、大きく影響していると思う。
 
最小の共同体である家族が破壊されてきたし
今も破壊されたままだ。
 
元々、日本では男女の差別というのは
欧米のようにはなかった。
 
男が外で労働をし、女は家を守るという風に
男女が、それぞれの役割をもって
共同体を形づくっていたのだ。
 
そこへ、欧米的な男女観が入ってきた。
男女平等だという考えだ。
 
女も男同様に外で働くべきだという。
この考えから、共同体は解体されていったのだ。
 
欧米では、キリスト教徒が多いが
聖書には、こう書かれている。
=====
(前略)
そこでエホバ神は深い眠りを人に臨ませ,
彼が眠っている間に,そのあばら骨の一つを取り,
次いでそこの肉をふさがれた。
 
それからエホバ神は,人から取ったあばら骨を
女に造り上げ,それを人のところに連れて来られた。
 
すると人は言った,
「これこそわたしの骨の骨,
 わたしの肉の肉,
 これは”女”と呼ばれよう。
 男から取られたのだから」。
(後略)
==聖書 新世界訳より===
 
人とは、男 つまりアダムのことで
そのアダムのあばら骨から、イブが造られたのだから
男から造られた女は、男の所有物である。
こんな考えだろう。
  
日本では、男は物語を書くことは許されず
農事日誌など労働に関する記録だけを書くことが
許されていた時代。
女は、物語などを自由に書くことができた。
 
日本文学史を代表する作家、紫式部は
1008年に長編物語として、源氏物語を書いたりしているが
日本から遅れること、およそ600年
ヨーロッパでは、1600年代後半にイギリス初の女性作家として
アフラ・ベーンが登場する。
 
ちなみに、夏目漱石の三四郎にアフラ・ベーンの名がでてくる。
 
日本は、海外よりも様々な面で進歩的だった言えるが
僕らは、そんな風には教わらないで大人になってきた。
 
日本は、遅れていた、欧米よりも劣っていたと
自国を貶める教育が戦後ずっと続いていて
そらは、今でも続いているということだ。
 
その結果、日本人はアメリカへの従属を続け
現代人は、自分の頭で考えるという
思考を失ったのだろう。
 
僕らは、戦後80年近く
ずっと、間違ってきたということだ。
 
この間違いを真摯に受け止め
本来の日本を取り戻す必要がある。
 
これができなければ、日本は滅びるだろう。

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