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はやぶさ2四日市タッチダウンプロジェクトを終えて

3年半前コロナ禍で実施できなかった四日市での小惑星探査機はやぶさ2実物大模型の展示をリベンジすべく、羽津地区まちづくり推進協議会の皆さんと共に準備を進め、この度無事1月6日(土)~8日(月)に四日市港ポートビルで「はやぶさ2四日市タッチダウンプロジェクト」を開催することができました。
はやぶさ2の模型は三重県初、同時に展示する火星衛星探査機MMXは今回全国初公開となりました。3日間通じての来場は約延べ4800人と盛況に終了することができました。
7日にははやぶさ2プロジェクトマネージャーのJAXA津田雄一教授をお招きし、これまで
関わられてきた宇宙探査や現在進められている将来の宇宙開発に関する講演をいただき、こちらは事前申し込みで2倍以上の倍率となり、地域の方の関心の高さがうかがえました。
今回のイベントでは、「宇宙」と「ものづくり」をテーマとし、最先端の宇宙開発に興味を持って来場していただいたお客さんに、宇宙のものづくりを知り、地域のものづくり産業への関心を持ってもらうことを目的のひとつとし進めてまいりました。
具体的な内容として、桑名工業の学生主体でのワークショップ4種、三重大学天文サークルによるモバイルプラネタリウム、四日市高校、桑名高校の学生にサポートいただいた「3Dプリンター体験」「星空キーホルダー製作」など実際に手を動かして体験できるワークショップを用意しました。かなり、早い段階で整理券が完売になるなど、興味を持ってもらい楽しさを伝えられたと感じます。
上記に加え、企業様からの協力もあり、ミサワホーム様からは南極越冬隊員自らが講師となり、南極ハウス組み立て体験や一般の有志で構成される人工衛星開発「リーマンサットプロジェクト」の宇宙ポストの企画など、通常の企業展示に加え、参加者が主体的に参加できるものもあり、企業目線でのものづくりの魅力、技術力をアピールできたのではないかと考えております。
今回のイベントを通じ、宇宙に興味を持ち自ら探求する子供達が増える、さらにものづくり意識の醸成につながり、将来の地域ものづくり産業の振興の一端になれば、主催者としても幸甚です。
今回はこれまでにない規模で開催するイベントとなりましたが、皆様のおかげでようやく「地上の星のまち四日市」にはやぶさ2をタッチダウンさせることができました。
関係者皆様の多大なご協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

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