【バンクーバー生活】越冬13年目がついに終了!
早いもので、バンクーバーに住んではや13年になります。本当に住みやすい街だとは感心しつつも、いまだに骨が折れるのが長い長い冬。
カナダの冬といえば大雪をご想像される方が多いかもしれませんが、バンクーバーの冬は意外と暖かく、北海道とおおよそ同緯度に位置するバンクーバーでも降雪は年間数回程度。雪が降れば公共交通機関は麻痺し学校も休校と甚カナダらしからぬ雪耐性だと驚かれる方も多いと思います。ですがその分、バンクーバー(Vancouver)はレインクーバー(Raincouver)と称されるほど、雨季である冬は雨が多く、年間雨日数は150日以上。日本の過去10年間の全国平均は47日ですので、かなり気が滅入ってしまう気候だと思っていただけるのではないでしょうか。
どうやら太平洋から内陸に向かって吹く湿った風が、バンクーバーが位置する沿岸部の山脈に当たる際に雲ができ、それが冬の雨を降らせるそうです。山・海・川と自然に満ちたバンクーバーですが、その恵まれた地理的条件による影響でどんよりとした冬になっているとは皮肉なもんだと思いながら毎年冬を乗り越えています。
ただ、たちまち冬が終われば6月から9月ごろまで続く夏は乾季であり、毎日快晴かつ日照時間が長く、日没も9時以降と楽園のような過ごしやすさ。公園やビーチでは日本でも流行りのルルレモンを着てヨガを楽しむ人々や、サイクリング、マリンスポーツ、ハイキングからキャンプ、マウンテンバイクとアクティビティを存分に楽しむ人で街が大いに活気づきます。
昨年夏にバンクーバーに移住し「ここは天国だ!」と言っていた社員ですが、初めての冬を経験した後は「バンクーバーが嫌いになりそうだ!」と越冬一年目お決まりの感想で和ませてくれました。私自信もその被害者(?)でありますが、ここまでバンクーバーで生活が長くなると住めば都とも言ったもので、当地で不動産業を営む数少ない日本人としてコミュニティの発展に寄与できればと思っております。
最近のバンクーバーは長い冬も終わりを迎え、いよいよ桜の季節となりました。弊社としては来る夏に向けて新たな投資先にも果敢にチャレンジをしていく計画をしております。
春の陽気に浮き足立つことなく一層気を引き締めて取り組んでいく所存です。
KM Pacific Investments Inc.代表
枡田 耕治
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