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多様さを知るための異文化コミュニケーション-ダイバーシティ(8)-

今日、とあるダイバーシティ担当のお客様と新宿でランチがてら雑談をしている中で、以前一瞬公開して閉じたこのエントリがダイバーシティの話であることに思い当たり、2020年11月に書いたエントリを再度公開することにした。

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東京都下、西武線沿いの閑静な駅で携帯電話を売っていたことがある。BtoCは多様性のるつぼだ。自分と属性が少し違いそうな人とも知り合って仲良くなる。

そこでは、万引き高校生軍団や、オブザーブ少年(毎日小一時間ずっと店内を観察して変える児童)やら、ものすごく怖そうな人などいろいろな人がやってくる。

ある日、とある映画に出演しているといつアイドルと知り合った。映画名を聞いて、後で調べたところ、本当に出演していて驚いた。

なぜかとても気に入ってくれて、携帯を機種変更してくれたあとに何度もストラップなどの周辺機器を買いに来てくれたり、お友だちも紹介してくれたりして、雑談をする間柄になった。

ある日、電話で上司に終業報告をし終えた24時過ぎに職場の前に高級そうな車が止まった。その子が運転していた。乗れという。若かった僕に乗らない理由はない。

乗り込んだあとに、少し話していたら、ドライブに誘われた。

首都高いくよ!

いこういこう。

そこで◯ぬから。一緒に◯ぬから。

えっ

というところからオールナイトランをすることになった。

映画(Vシネ)に出るに至った経緯や事務所のひどい話、リスカの跡。

僕は自分の命が大切であり、運転する彼女を必死で説得した記憶はあるが、最後はどうやって家路についたのか全く記憶がない。

この話は、たまに飲みながらネタとして話すことがあるが、日常の隣には見知らぬ世界が広がっているという点で、本当に勉強になったのだ。

それから、知らない世界はできるだけ知った方が自分の安全につながるという発想に至ったのである。

ただ、この2年ほどあとにも事件に巻き込まれていることを鑑みると、さほどリスクセンサーは成長しなかったものと思われる。

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冒頭に書いた話は、海外体験をすると普通の基準が変わり、多様性を受け入れられるという話であった。

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