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長野旅行記(3)穂高の御船祭

今年の頭に、研修でメンバーが安曇野方面に行った。その際になんとなく興味を持ち(=羨ましいという意味)、安曇野について調べたところ、非常に興味深い場所だったので、今回、松本から大糸線で30分くらいということで立ち寄ってみた。


まだ、Suicaが使えない穂高という場所で下車した。2025年にSuicaが使えるようになるらしい。目当ては、穂高神社と大王わさび農場だったが、時間の関係で大王わさび農場はいけず、次回のお楽しみとした。

穂高神社について主に書きたい。以下は穂高神社のホームページ。

御船祭

僕は奇祭と呼ばれるものに目がなく、社会人になった頃は変な祭りがあると聞くと色々と出向いていたことがある。(書いていて気づいたが、2社目で色々とあってから、ビジネス以外とは縁遠くなった。)

諏訪には御柱祭や御頭祭があるけれど、この穂高には御船祭がある。その祭りが行われているのがこの穂高神社だ。

こんなアルプスの山の中で、海もないのに船をぶつけ合うような祭りがなぜあるのか。なぜ山奥の神社の祭神が、綿津見(=海神)なのかなども興味深い。

ま、現地にいったところで謎は解けないから妄想するしかないんだけどもね。

9月26-27日は御船祭らしいので行ってみたいなぁ。

御船

交通の神さま

入口には、こんな感じで「車を買ったら穂高神社」とある。これも何なのかわからない。船という乗り物つながりなのか。

穂高神社の入口

道祖神

このあたりは道祖神がとても多いのだそうだ。僕の理解では境界に置かれるもので、仏教系だと地蔵、神道系だと道祖神になるのだと思っている。塞の神と言われる。

安曇野市のページには道祖神の宝庫と宣伝されている。

このあたりの道祖神には、男女二人が書かれており、そのラブラブな様子が垣間見える。

餅をつくと言うのは隠喩らしい

ここで、神社検定参級ホルダーの実力を見せつけさせていただく(笑)

道祖神のモデルは、ニニギノミコトが天孫降臨した際にそれを迎えた猿田彦と、ニニギノミコトに随行していて後に猿田彦と結婚することになる天鈿女命(アマノウズメ)の二人がモデルとのことだ。

猿田彦は天狗のモデルで有名。アマノウズメは、天岩戸の前で踊ってアマテラスに扉を開かせたというので有名でおたふくのモデルでもある。

塞(サイ)の神は、性(セイ)の神という説もあり、ほんまかいなと思っていたが、御船会館のページにしっかりそう書いてあった。

まぁ、猿田彦と天鈿女命だとふたりともシンボリックだからそうなるだろうね。

ちなみに、日本語のウズウズするはこのウズメのウズと同根だと思う。蹲るも腹ばいにからだを丸める仕草なので多分同根。

ものぐさ太郎

その他、ものぐさ太郎、白水小太郎など、謎のヒーローが数々いた。

ものぐさ太郎は、ものぐさな男子が、機会を与えられて、ちょっとやらせてみたらすごい実力を発揮したという話。まるでどこかの学習ツールのようなものだ。


ちなみに、行けなかった大王わさび農場の「大王」は「八面大王」というこの辺りのヒーローらしい。八面大王は、これまた有名な紅葉(紅葉狩りの語源説がある)という鬼と結婚し、金太郎を産んだという説もあるので、これもまた面白い。

諏訪大社についてはも書きたいのだけれど、四社参りしたため、あまりにもボリュームがあるのでいつかの機会をみて書きます。

次回はこちら。

はじめから読むならこちらから。


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