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奈良旅行記(2)-キトラ古墳のキトラって何?-

奈良の旅2日目は、関西にいる元インターン生と久々に会い、観光をした。

初日については以下。


奈良公園の鹿

キトラ古墳については最後の方に書いてあるので、目次から飛んで欲しい。まずは、鹿についてだ。

奈良国立博物館で空海展をやっていた。道中、中学の修学旅行できた奈良公園があった。ここの鹿には、管理者がいるのかと思っていたが、野生動物なのだそうだ。誰かに飼育されているわけではないそうなのだが、逃げないのがすごい。

奈良公園の鹿は、以前書いた鹿島神宮からやってきたということで、由緒正しき鹿なのである。ただ、鹿を見ても、中学当時に来たであろう景色は思い浮かばなかった。時間は残酷である。こうして、奈良駅から鹿と触れ合いながら博物館に向かった。


鹿多め

空海展を見る

博物館はたまに行くけれども、博物館での時間は溶けてゆくのが常だ。ここだけで1日が終わりかねないので制限時間を設けることにした。

空海には密教とか天才のイメージがあるが、僕の知る情報は以上だ。社会科が苦手なので、空海=弘法大師というレベルの常識や、何時代の人かなども分からない恥ずかしい状況だ。

仏教文化に興味をそそられず、神社には行くが寺にはほぼ立ち寄らない。ただ、空海は仏教関連でも何故かソソられる。密教の密という文字によるものだと思うけど、興味があったのだ。

詳しくは書く力量がないが、とても楽しかった

https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special_exhibition/202404_kukai/

キトラ古墳のキトラとは何か

そのまま、奈良県を169号線沿いに南下し、キトラ古墳に向かった。

まほろば線と並走し、桜井のあたりを橿原に向かわずに引き続き南下すると、飛鳥寺や石舞台、明日香村などの地名が目に付くようになる。次第に飲食店がなくなってくる。そうめんの元祖である三輪そうめんを食べる気でいたらお店がなくなってしまった。

高松塚古墳を超えて少し行くとキトラ古墳へ到着する。車で訪問したが、道を間違えて危うく車を擦りそうな隘路に入って冷や汗をかいたので、車で行く人は注意してほしい。

さて、別に古墳に興味があるわけではないが、キトラ古墳はなんとなくソソられるのは冒頭に謎のカタカナが冠されているからだろうか。なぜ日本のものなのにカタカナ?外来なの?という気持ちがどこかにある。

まずは実物のキトラ古墳を見る。

分かってはいたが、古墳そのものは見ても何かを掴み取れるわけではない。内部が見えなければ土の盛り上がりに過ぎないともいえる。

しかし、キトラ古墳には立派な資料館「四神の館」が併設されている。

この奥には天文や石棺など、色々な展示物がある

四神は陰陽道の考え方で、青龍、朱雀、白虎、玄武というとピンとくる人が多いのではないか(幽☆遊☆白書世代なので知っているだけかも)。これらは青春、朱夏、白秋、玄冬と季節と対応していたり、方位や色などと絡み合っている。陰陽道はかつて最新の学問としてもてはやされたものであり、現在も生活のそこかしこに残る。

そして、ついにキトラの謎であるが、諸説あるものの、盗掘にあった際に亀と虎が見えていたことから亀虎という説に最も納得感があった。石棺の内部に四神が配されていたからだ。

少し長くなったので今日はここまでにする。

次回はこちら


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