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【セルフ働き方改革】部活動顧問として変えたこと

こんにちは。
こうじ先生と申します。

今回は私が中学校勤務時代に部活動顧問としていかに働き方改革を進めたかをご紹介します。

部活動問題はとても根深い問題です。
考えれば考えるほど異常な存在だと気づきます。

勤務時間外労働を前提とした業務であること。
それにも関わらず全員顧問制であること。

今回はそんな部活動問題に向き合いたいと思います。

部活動に対する私の立場

私は幸いに経験のあるスポーツの顧問でしたが、それでも大変でした。
しかし、私は部活動指導は好きなんです。
生徒と一緒にスポーツを楽しみながら成長できる環境が私は好きです。

ただただ、勤務時間外にすることに疑問を持っているだけです。
なので長期休暇中の指導は楽しく行っていました。

なので現在、部活動がなくなればいい!とは思いません。
ただ、部活動を持続可能なものにするためには抜本的な学校改革が必要だと思っています。

改革のために私がやったこと

①職員会議で訴える

職員会議で部活動数の削減や全員顧問制の廃止、最終下校時間の引き下げを訴えました。
法律に違反している!として。
知識を武装し、戦いましたが圧倒的多数の猛反対により却下されました。

すぐに悟りました。
このやり方では変わらないと。
職員と対立して日々の業務にも影響が出ると思いました。

なのでまずは自分の部活でセルフ働き方改革から始めようと思いました。

②練習時間の見直し

まずは練習時間を見直しました。
今までは平日は最終下校時間まで、休日は決められた練習が終わるまででした。
それを平日は1時間30分、休日は2時間のみにしました。

生徒や保護者には「決められた時間で集中して練習を行うため」と説明し納得してもらいました。
このワンクッションがあったのが大きかったと思います。
そのため、クレームは一切来ませんでした。

このやり方に変えて、生徒が変わりました
ダラダラ練習していると最後の試合形式の練習まで辿り着けません。
生徒たちは基礎練習より試合形式練習が好きなので、テキパキ行動するようになりました。

結果、練習時間は短くなりましたが今までより集中して練習に取り組むことができました。
生徒たちも終了時間がわかっているし、練習メニューもわかっているので見通しを持って取り組むことができました。

③部活の月予定をペーパーレスに

顧問になると練習予定表を生徒たちに配らないといけません。
部員が多ければ、かなり面倒な作業です。
よく配り忘れや紛失などがありました。

その度に印刷して渡さないといけないのがプチ苦労でした。
なのでペーパーレスにしました。

Googleドキュメントで月予定を作成し、そのQRコードを配布しました。
あとはこちらで月予定を更新するだけです。

生徒たちには「更新したよ」と伝えるだけです。
印刷する必要がありません。
休みの生徒がいても配り忘れることはありません。
紛失することもありません。
保護者もいつでも見ることができます。
私もいつでも見れます。

これは好評でした。

④積極的にオフを入れる

ガイドライが作成され、平日1日と土日に1日オフを取るようになりました。
それを守らない顧問が多数いましたが、私は完全週休2日にしました。
試合の関係で土日を部活にした場合、振替休日を次の週に取りました。

それ以外にも「この日、放課後に別の活動があるけど頑張ったら部活できるな」的な日があっても思い切ってオフにするようになりました。

生徒の本業は部活ではありません。
まずは勉強や委員会活動、学校行事を最優先して活動できるようにしました。

まとめ

私はセルフ部活動改革を行なった結果、自分の時間が増えるだけではありませんでした。
生徒にも時間が有限であることを学べるいい機会になりました。

練習時間や練習日数を削減しても質は落とさないし、むしろ質を上げていく。
これはまさにエッセンシャル思考であり、エフォートレス思考です。

「部活動顧問しんどいな」と考えていた他の先生にもこの考え方が広まりました。
学校全体としては大きく変わりませんでしたが、着実に変わっていった実感があります。

みなさんもぜひセルフ部活動改革からやってみてください。


いかがだったでしょうか。
今回は部活動における労働問題とそれに対する私の改革について書きました。

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よろしくお願いします。

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