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夢日記、しんどい夢はあるねって話

夢の中では
いつも、いつも、いつも、いつも

君と僕は隣同士、または机を挟んで対面で座る。
そして何故だろう。君は笑って話を聞いてくれて、手を触れると笑顔で返してくれる。

そしていつも、いつも、いつも、いつも

僕は泣きながら君に謝る。

迷惑をかけてごめんなさい。突き放したり近づいたり、心が弱くてごめんなさい。君の大切な人たちを巻き込んでごめんなさい。

なりふり構わずただただ僕は君に謝り続けた。

ただ1番悪いと思うのは、再会したこと。

するべきじゃなかった。君の新しい幸せを考えるなら、僕は、この国を、この世界を去るくらい、遠くへ遠くへ行って、自分の気配すら感じさせてはいけない。ただそれは現実として、叶わず、僕はどこかで再会を望み街を歩いていた。


ただ君は何も言わずに手を差し伸べる。

もう良いよとも、ふざけるなとも、許すとも、許さないとも、何も言わない。

ただそこに居てくれている。

目を覚ますと僕は大粒の涙を流していた。
また夢で再会したのかと涙を拭い、振りかぶって壁に拳をぶつけた。
もういい加減にしてくれ、俺を解放してくれと夢を見るたびに何度も何度も思った。

なのに許してくれない、忘れるなと言わんばかりに、そこにはまた現れる。

どうすれば、この夢は消えるのか、それとも夢が現実になるのか。

もうわからなくなるくらいには、壁を殴った気がする。

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