POOLO10期でカムバックします!
2022年9月17日。POOLO3期の最終発表で、僕は2つのミスを犯した。
1つ目は、最後のスライドを飛ばしてしまったこと。
そして2つ目が、卒業発表のクオリティの言い訳をするあまり「僕は書くことが得意。卒業制作noteに期待してください」と言ってしまったこと。自分から謎にハードルを上げてしまうという痛恨のミスをした。
僕はギリギリでいつも生きている。
褒められたことではないが、フリーライターとして原稿を納品するのはほとんどが締め切り当日。そして、今回の卒業制作noteももちろん締め切りギリギリだ。
つい、その場の快楽を優先にしてしまい、未来の自分を苦しめる。いつもこれだ。
卒業制作だってもっと早く取り組めばよかったし、わざわざ「期待してください」などとハードルを上げなければよかった。
分かっているのに、やってしまった。未来にツケを回した結果、苦しんでいるのはまさに今筆をとっている自分だ。
時を戻そう。
2022年1月8日。旅人が集まるコミュニティPOOLO3期の活動がスタートした。
9ヶ月間でやったことを挙げればキリがない。月2回の講義、毎週のように行ったチームミーティング、38人との1on1、自己決定ワークショップの企画・主催・・・。7月には熊本県・人吉、岡山県・牛窓、9月には鹿児島県・屋久島へ旅もした(本当は8月に富士山に登る予定だったが、体調不良で断念。マジでくそ)。
2022年9月24日。9ヶ月間の濃密なプログラムが終了し、卒業の時を迎えた。
終わってみればあっという間だったが、9ヶ月はそれなりに長い期間だ。この間に転職や独立など新たなスタートを切ったPOOLO生もいる。
自分に自信を持てるようになったり、やりたいことが明確になったりしたメンバーもいる。
では、自分の場合はどうか。ギリギリ癖は直ったのか。
すでにお気づきのことだろう。全く直っていない。コージーのギリギリ癖は、健在だ。
ただPOOLOに入ってから、自分のギリギリ癖に対する認識が変わった。
POOLO入学当初は「ギリギリ癖を直したい。直さねば・・・」と思っていた。
でも今は「ギリギリコージー、ええやん!」てな感じだ。
というのも、ギリギリな生き方こそ、豊かな生き方だと気づいたからだ。
なぜギリギリになるかと言えば、ギリギリになるまで何もしないからである。「まだ時間あるだろ」とぬくぬくとくつろいでいるからである。このギリギリまで何もしていない時間こそ、余白と言えないだろうか。
僕は、余白の先取りをしていたのだ。
もしも計画的にタスクを進めていたら、締め切り直前に慌てることはないかもしれない。だが余白を取ることも難しい。仮にやることが早く終わったら、きっとまた新たにやりたいことに着手してしまう。
現代人は忙しい。やるべきことも、やりたいことも無限にある。だからこそ余白は先に取ることが大事だ。つまり、ギリギリ戦略は日常に余白を取り入れ豊かに生きるうえで正しかったのだ。僕は、正しい。
締め切り当日の朝も優雅なブレックファストをいただいていたし、
午後だって優雅なアフターヌーンティーを楽しんでいた。
我ながら、さすがの余白力である。
自分を正当化するのに躍起になって、だいぶ脱線した気がする。
話を戻そう。そろそろ本題いきますか。
POOLOで、できたこと
さて、ここから本格的にPOOLO3期卒業制作を展開したい。まずはPOOLOで、できたことについて。
POOLOでできてよかったことは、主に以下の3つだ。
①自分を表現できた
自分を出す。自分らしく振る舞う。自分を表現する。
これは、とても難しいことだ。ただ、これができなければ、なかなか辛い。特に僕は、自分の心に嘘をつくことに対するストレスが大きい。自分を表現できないコミュニティは、非常に居心地が悪い。
結果的に、POOLOでは自分というものを表現できた。自分らしくいることができた。
自分らしさを一言で表現するのは難しいので、ここはPOOLOメンバーの「コージー像」を引用させてもらう。
なんとなく「自分の意見を持っている人」「好きは好き、嫌いは嫌いとはっきり言う人」といったイメージを持たれているように思う。
僕が大事にしているのは、嘘をつかないこと。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、楽しい時は楽しい、つまらない時はつまらない、美味しいものは美味しい、まずいものはまずい、と言う。それだけのことだ。
ただ、これをそのまま実行すると「嫌い」「つまらない」「まずい」という発言がフォーカスされやすい。なぜならPOOLOのメンバーはポジティブ野郎が多く、こうしたマイナス発言をほとんどしないからだ。
ということで、僕に対して毒舌キャラみたいなイメージを持っている人も多いと思う。
実際こんなnoteも書いたし。
「自分を表現する」というのは、自分のためにやったことだ。自分が豊かに生きるためには、自由な表現ができる環境が欠かせない。
ただ、もしかしたら僕が自分を表現したことは、POOLO内の誰かを豊かにすることに1mmくらいはつながったかもしれない。ここからはあくまで仮説にすぎないが、僕がネガティブ発言など思い切った主張をしたことによって「本音を出してもいいんだ」「弱音やネガティブなことを言ってもいいんだ」という空気になったのではないか。
くらこーは「許容される表現の幅を広げてくれた感がある」と言ってくれた。もしそうだとしたら、毒舌キャラ冥利に尽きる。
②競争っぽい共創ができた
POOLOで一番の思い出と言っても過言ではないのが、全4タームで行われたチーム活動。正直第1タームでは全く自分を出せず、面白くなかったが第2ターム以降、徐々に楽しくなってきた。
そして一番楽しかったのが、第3タームのAチーム(withみか、りかこ)だ。
4月から始まったAチームでは、完璧に自分らしく振る舞うことができた。許容力、理解力の高いみか、りかこのおかげだ。マジ感謝。
そして、このチームでは僕が一人で提唱している「競争っぽい共創」ができたのが良かった。
競争っぽい共創とは、競うように意見をぶつけ合って一緒にひとつのものをつくりあげていくこと。
いいものをつくりあげるためには、本音でぶつかり合うことが欠かせないというのが、僕の考えだ。競争っぽい共創を実現するためには、本音でぶつかり合えるだけの心理的安全性を担保する必要がある。
それがこのAチームでは、できたと思っている。コミュニティマネージャーのいとちんも含めて「共創のあり方」についても激しくぶつかることができた。
最後の第4タームIチーム(withまい、りょーちん)でも競争っぽい共創ができた(「競争」の要素が多かったが汗)。共創の楽しさ、難しさを存分に味わえたチーム活動だった。
③これからも本気で付き合いたい仲間ができた
僕は、かなり好き嫌いが激しい方だと思う。「みんな愛してるー」とか言うキャラではない。
だから気の合う人を見つけることは難しい。友達をつくる難易度が高い。
だがPOOLO3期では、卒業後も付き合っていきたい仲間がたくさん(数十人単位で)できた。奇跡的な出来事だ。
共に学び、共に遊び、共に創る。それを今後もやっていきたい仲間ができた。これからも、よろしくね。
POOLOで、できなかったこと
続いて、POOLOでできなかったことを白状したい。主に以下の3つだ。
①批判をもらえなかった
僕が人生で最も重要視しているのが多様性、言論の自由である。多様性を受け入れ、様々な言論を認めることで豊かな社会はつくられると考えている。
多様な意見の中には、当然批判も含まれる。誹謗中傷や批判のための批判はあってはならないが、建設的批判、愛のある毒は歓迎される社会が望ましい。
こうした考えから僕はPOOLO内外で、積極的な批判キャンペーンを展開した(笑)(僕の批判が果たして建設的な批判であったのか、愛のある毒であったのかについては、みなさまの判断に委ねることとする)。
前述した通り、僕の発言によってPOOLO内での言論の自由度は増したのかもしれないが、実際にはさほど、建設的批判を言う人は多くなかった。
僕自身、オープンな場での批判はもらえなかった(陰口を言われている可能性はあるが)。本当はもっと僕を批判してほしかった。
これは自分の至らなかった点だと思う。僕が先陣を切って批判をすることで、もっと建設的な批判が飛び交うコミュニティになればいいと思ったし、僕に対しても自由に批判をしてほしかったのだが、そうはならなかった。
これは自分のキャラクターの限界でもある。鋭い発言をしすぎて「怖い」という印象を植え付けてしまったことで「あいつを批判したら何を言い返されるか分からない。関わらないのがベスト」と思わせてしまった部分もあるだろう。
もう一度ここで宣言しておくが、僕は批判大歓迎の人間だ。褒められるのはもちろん嬉しいが、ダメなところはダメ、クソなところはクソと言ってほしい(今回のnoteの感想も「つまらない」とか「長すぎて何が言いたいのか分からない」とか率直な意見を求めている)。
②あまりイベントに参加できなかった
この9ヶ月間、オンライン、オフライン問わずイベントが死ぬほどあった。
全部のイベントに参加するのは不可能だし、そこまでやる必要はないが、もう少し参加すればよかったと後悔している。
特にオフライン。もっとみんなで旅したかった。
参加できなかった理由は主に2つ。予算不足と大人数への苦手意識だ。
以下のnoteでも書いた通り、わりと金欠の日々を送っている。
楽しそうなイベント、旅企画は多かったが、お財布事情を考慮してかなりセーブした。
もう1点、僕は大人数が苦手だ。いや、苦手というより嫌いだ。
僕が参加した旅は、岡山・牛窓、屋久島など少人数のものが中心。ディズニーシー、熊本・人吉、富士山(結果的に不参加だったが)は大人数のマイナスを上回るほど行きたかったらエントリーした。
このような理由であまりイベントに参加できなかった。結果的に出会えなかった人たち、味わえなかった経験がある。これは残念だ。
③MVPを獲得できなかった
先日の卒業式で、POOLO3期のMVPが発表された。POOLO3期を盛り上げてコミュニティに大きな貢献をしたということで、MVPにはさきが輝いた。そして2位Piro、3位たっすと続いた。
あなたに問いたい。この結果に満足しているか?
卒業式の司会をしてくれたみさきは「みんな納得の結果」と言っていたが、本当にそうだろうか。少なくとも僕は納得していない。みさきさん、僕のこと忘れないで。
何が、たっすだ。何が、Piroだ。何が、さきだ。僕個人の一意見であり、文責は100%僕にあるのだが、POOLO3期のMVPはコージーだと思う。彼はPOOLO内で独自の地位を築き、彼にしかできない価値を発揮していた。
というか、この素晴らしいコミュニティへの参加を決めた時点で、僕はMVPを獲得していたはずだ。
つまり、POOLO3期のMVPはハルナだと思う。MVPは、のすけであり、みくにんであり、あっきーであり、なおこであり、さとみであり、まこっちゃんであり、えなであり、かずきであり、さやだ。ついでに、あべべも。
もう一度言う。POOLO3期のMVPは今この文章を読んでくれているあなただ。そして、コージーだ。
これからやること
最後に、今後についてさらっと述べたい。これからやることは以下の3つ。
①世界一周行きます!
世界一周はPOOLOに参加する前から決めていたことで、特に変更なし。現状、2023年3月出発予定。
問題は世界一周の中身だ。どんなテーマでどんな国、都市を巡り、どんな発信をするのか。ここに関してはPOOLOでの学びを存分に生かしていく。ただ現時点では詳細は控えさせていただく。もったいぶってごめんなさい。必ずや「POOLOに入ったからこその世界一周」になるはずだ。
②noterになります!
POOLOの期間中、たくさんのnoteを書いた。POOLOについて直接的に書いたものでなくとも、POOLO活動やPOOLOメンバーとの対話から着想を得て書いた文章もあった。
そして、結構noteの評判が良かった。「面白い」「コージーの書く文章好き」「みんなの気持ちを代弁してくれてる」などのお言葉をもらった。証拠も貼っとくね。
ライターとしてインタビューや取材記事をよく書いているが、noteは別物だ。一切の制約がないため、圧倒的に筆の走りがいい。みんなに褒められて、改めて自分が文章を書くことが好きだと分かった。
ということで、今後はよりペースを上げてたくさんのnoteを書いていきたい。ゆくゆくはnoteを書くことで生計を立てていくnoterになれたらいいな、なんて思ってる。有料noteなら、さらに鋭いこと書けそうだし(笑)
③POOLO10期の講師、やります!
POOLOは、とんでもない異次元コミュニティだ。だから3期メンバーと今後も関係を続けていくことはもちろん、POOLOというコミュニティにも必ずカムバックしたいと考えている。
ということで、POOLO10期の講師、やります!
「ニューノーマルトラベラーの学校」であるPOOLOをこのたび卒業した。来年の世界一周で、僕は自分と世界の豊かさをつくるあたらしい旅を実践する。まさにニューノーマルトラベラーになるのだ。そして帰国後、講師としてPOOLOにカムバックする。それが今後のプランだ。
ちなみに「10期」と指定したことに特に深い意味はない(笑)。現在すでに4期のプログラムが走っているので、5期、6期には間に合いそうもない。自分が世界一周をして、もっと成長して、ということを考えるとだいたい10期くらいかな、って感じ。POOLOというコミュニティの継続、発展を願うというメッセージも込めて、少し先にはなるが10期の講師にエントリーします!
以上。めちゃ長くなってしまったけど、これにてPOOLO3期の卒業制作を終わります。最後まで読んでくれたあなたにMVPを捧げます。ありがとう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!いただいたサポートは、次の旅資金に使わせていただきます。