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自分の土俵【#87何があってもマイペンライ!】

ワケあって、2週間後に『マル・マル・モリ・モリ』を披露しなければならない。どのように歌おうか、昨日一日考えていた。

最初はモノマネしようと思った。芦田愛菜ちゃん、鈴木福くんに全力でなりきる。

が、その案は自分の中で却下された。彼女たちの歌声を聞いて、ダンスを見て、これは勝てないと思ったからだ。当時の彼女たちの異様なかわいさに29歳の僕が勝てるわけがない。

いや、勝ち負け以前に土俵が違いすぎる。カラオケで僕が芦田愛菜と鈴木福になりきろうとしたら、間違いなく大事故だ。モノマネはやめよう。

となると、やはり自分なりにこの曲を歌うしかない。相手の土俵に乗ってはダメだ。自分の土俵で戦わなければ。芦田愛菜と鈴木福にはない、成熟した大人の声で歌い上げるしかない。

決戦まで2週間。これまでは歌うことしか考えていなかったが、先方からは「踊ってほしい」との発注が来ている。振り付けもマスターしなければ。

それにしても、あの2人の土俵は異常だ。特に僕が好きなのは「いちにのさんしでゴマ塩さん」。あれをやられたら僕たちは、「福くーーん」と叫ぶしかない。かわいすぎる。

さて。自分の土俵で戦うことまでは決まったが、では自分の土俵っていったいなんなんだろうね。そのことを考え続ける2週間になりそうです。

「暇人かよ、仕事しろ」と思うあなたはなんにも分かっていない。

自分の土俵とは何か。どんな切り口であれば、芦田愛菜&鈴木福という超強敵とやり合えるのか。

これ、単なるカラオケの話じゃないよね。仕事、スポーツ、恋愛、なんにでも通じる話だと思う。つまりは人生の話。

カラオケを本気でやらないやつに、いい仕事なんかできるわけない。楽しい人生が送れるはずないんです。

ごめん、それはちょっと言いすぎかも。


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