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空中戦が好き

友人に誘われて3日間、埼玉県の秩父でワーケーションをしてきた。一軒家での3、4人の共同生活。2日連続で就寝時間は3時過ぎ。勘弁してほしい。いったい何をしていたのだろうか。

ただただ話していた。夜ご飯を食べた後、僕たちはひたすら語り合っていたのだ。

内容は空中戦が多かった。人生は川か道か。意識高い系と低い系。お茶の間ニンゲンと思考分析ニンゲン。モノリンガルとマルチリンガル。空中戦とは、抽象度が高く、これを話したとて明日からの人生は変わらないんじゃないかというような(実際には多大な影響を与えるのだが)話題だ。

一方、日常会話で圧倒的に多いのが地上戦だ。より具体的で、すぐにでも役に立つような話題。近所に新しいスーパーができたとか、おすすめの旅行先とか、明日の天気がどうだとか、そういう話。

ああ、そういうことか。自分の特性についてまた一つ理解した秩父ステイだった。学生時代、僕は話すことが好きではないと思っていたのだが、最近は話すことの楽しさに驚いている。

なぜか。僕は地上戦が好きではなく、空中戦が好きだからだ。学生時代、身の回りでは地上戦ばかりが展開されていたので、話すことがつまらなかった。けれど、最近は空中戦に付き合ってくれる友人が増えたから、話すことの喜びを噛み締めている。

空中戦って本当に楽しい。愛とは何か。自然とは、社会とは、人生とは。僕たちはなんのために生きるのか。こんなテーマなら永遠に話せてしまう。

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