穴が空いた赤パン【#64何があってもマイペンライ!】
お気に入りのパンツを履こうと思ったら、お尻のあたりに穴が空いていることに気づいた。ユニクロで990円で買った赤いボクサーパンツ。これくらいの小さな穴なら無問題。まだまだ履き続ける。
お気に入りのパンツもあれば、そうでないパンツもある。グレーのパンツはほとんど活躍することがなく、下着を収納するかごの中が定位置。そのパンツに穴を見つけたら秒で捨てるだろう。なんなら「穴が空きそう」な時点でゴミ箱行きかもしれない。
自分のパンツの扱い方を見ていると、世の中は不公平だなと思う。990円の赤パンツはおそらく10万円ほどの価値を発揮してくれているが、ベンチあたためグレーパンツは30円くらいしか価値を出せていない。
彼ら(パンツのこと)は実力、つまり機能や価格で大きな差があるわけではない。彼らの処遇を分けたのは、私に気に入られたかどうかの差。ひどい話だ。
公平というのは難しい。理想論はあるけれど、現実問題として生き残るには気に入られることも大事なのかな。パンツも人間も同じかもしれない。
グレーパンツのことを考えると、申し訳ない気持ちになる。今日は久しぶりにグレーのパンツを履こうかなとも思う。でも今日は取材がある。勝負の日だ。やっぱり穴空きの赤パンを履いていこう。
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