Tetsunosuke Koizumi

IT企業にて技術人財育成を推進する傍ら、ベンチャー企業にてエンジニアを兼業しています。

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最近の記事

組織が陥る7つの学習障害とは?

前回の記事に引き続き、ピーター・センゲの「学習する組織」からの学びをまとめます。 今回は組織学習における7つのアンチパターンのお話です。どれも私たちが無意識に陥ってしまう障害であり、改善にはこの障害を認識することが第一歩となります。 ①私の仕事は◯◯だから私たちは学校でも職場でも真面目で忠実であることを良しとされる環境で育っています。そのために「自分が何者であるか」と「職務」を混同してしまいます。 ある米国の鉄鋼メーカーが工場を閉鎖し、解雇される職工に新しい職につくため

    • 「学習する組織」と5つのディシプリンについて

      ピーター・センゲの「学習する組織」を読み始めました。今回は序論と第1章の「われに支点を与えよ。さらば片手で世界を動かさん」から自分の理解をまとめてみます。 なぜ組織に学習が必要か?歴史的にはヘンリー・フォードやビル・ゲイツのように、カリスマと言われるような経営者を持つ企業が世界をリードしていた時代もありました。しかし、現代はVUCA(※)と言われるように、世界はより複雑で変化が早くなっています。1人の有能な経営者が全体の戦略を考え、ほかの人を従わせるようでは企業が立ち行かな

      • MOTを知る特別講座2019 「社会・経済のサービス化とイノベーション」 聴講メモ

        ○MOTについて https://school.nikkei.co.jp/special/mot_tit/ ○講師 東京工業大学大学院 環境・社会理工学院 イノベーション科学系 教授 日高一義 ○序論 ・50歳までIBMの研究所にいて、その後大学に移り10年。  アメリカの研究所にもいたが、その時の知識・スキルが今も使っている  →サービスイノベーションという分野。   経緯上IBMの話が出てくる。 ・副題はLogic for Servitization=サービス化の論

        • MOTを知る特別講座2019 「クラウドソーシングで変わる社会」 聴講メモ

          ○MOTについて https://school.nikkei.co.jp/special/mot_tit/ ○講師 東京工業大学 環境・社会履行学院 比嘉邦彦 ○序論 クラウドソーシングを活用したオープンイノベーションがテーマ。 今回話す事例はいずれも海外のもので日本の企業では難しい。 日本企業でどう扱うべきかにも触れる。 ○クラウドソーシングとは ・日本では2011年ごろから実務的な企業が立ち上がり、クラウドソーシングの認知度も上がった。 ・当初は不特定の群衆(cro

        組織が陥る7つの学習障害とは?

          MOTを知る特別講座2019 「先端技術開発における外部連携とそのマネジメント」 聴講メモ

          ○MOTについて https://school.nikkei.co.jp/special/mot_tit/ ○講師 仙石 慎太郎 東京工業大学 准教授 環境・社会理工学院 技術経営専門学位過程・イノベーション科学系 科学技術創生研究院 スマート創薬研究ユニット ○序論 ・技術経営専門学位だが、スマート創薬研究ユニットの兼務も行なっている。 ・技術経営の理論を体系化するのももちろんだが、それをどう使っていくのか、  という実践を同じくらい重視している。 ・元々東大の医学部

          MOTを知る特別講座2019 「先端技術開発における外部連携とそのマネジメント」 聴講メモ

          MOTを知る特別講座2019 「科学技術とイノベーションマネジメント」 聴講メモ

          ○MOTについて https://school.nikkei.co.jp/special/mot_tit/ ○講師 東京工業大学・東京大学 梶川裕矢 ○序論 ・博士までは半導体材料工学。  その後興味を持って情報工学、持続可能性学の研究を行っている。 ・現在の専門は技術経営や政策。環境やIoTなど幅広く扱う。 ○イノベーションとは? ・イノベーションといっても人によって重点を置くところが違う。  ある人は技術、ある人はビジネスとして収益を上げることという。  収益という

          MOTを知る特別講座2019 「科学技術とイノベーションマネジメント」 聴講メモ

          MOTを知る特別講座2019 「多職種連携のためのコミュニケーションデザイン」 聴講メモ

          ○MOTについて https://school.nikkei.co.jp/special/mot_tit/ ○講師 環境・社会理工学院 教授 西條美紀 ○序論 ・多職種=色々な職種  →組織内ではなく組織外の連携のことを言う ・コミュニケーションデザイン  →元々アカデミックな言葉ではなく広告業界で使われていた。  →コミュニケーションをしない人はいないが、それをある程度定量的に使ったり、   世の中に変化を与えていく。   アカデミックな理論と実践的な側面を併せ持つ。

          MOTを知る特別講座2019 「多職種連携のためのコミュニケーションデザイン」 聴講メモ

          「Googleで開発された脳科学とマインドフルネスの能力開発メソッド」聴講メモ

          ○研修名 マインドフルネスで脳と心を最適化する ~予測不能な時代のセルフマネジメント~ Googleで開発された脳科学とマインドフルネスの能力開発メソッド ○序論 ・シリコンバレーのGoogle本社でリーダーシップのベースを作るためのプログラムを1日に凝縮したもの。 ・日常で実践でき、健康を維持していくための基盤を整える。 ・自分自身を自分で導いていく、根本的なリーダシップ(セルフリーダーシップ)  →セルフリーダーシップがあるから他人も導ける。   上の役職に行くほど激し

          「Googleで開発された脳科学とマインドフルネスの能力開発メソッド」聴講メモ