プアウーマン

先週まで月曜の深夜に再放送されていた『リッチマン、プアウーマン』を毎週楽しみに観ていた。リアルタイムで放送されていた時もハマって観ていて翌日はいつも職場でその話題で盛り上がった。
8年前。10年も経っていないけどあの頃と今では世の中のスタンダードみたいなものが大きく変わっている。
今の若い人たちが観てどう思うのだろう、と気になった。
例えば最終回の展開。小栗旬演じる日向社長のために社員が総力を尽くし、ITを駆使してヒロインである夏井真琴(石原さとみ)を探すというシーン、仕事とプライベート混合しすぎじゃね?って今ならツッコミが入りそうなところである。
もちろん私は「月9っぽーい!」と楽しく拝見していたのですが。
また、日向は夏井のことを「オマエ」と呼ぶ。こういう俺様っぽいタイプは今は嫌われそうだけど日向の一人称は「ボク」。カワイイ奴だと思ってほしい。
(どうでもいいことだが私は「オマエ」って呼ぶ男に全く抵抗は無いし、一人称は普通に「オレ」がいいけどね。)
とは言えあれはドラマだから“アリ”だが日向に影響されまくってる感じの男が現実にいたらそれは“ナシ”だな。なんかひいちゃう。それは当時も今も変わらないか。
『リッチマン、プアウーマン』というタイトルも女性蔑視だって言い出す人がいるんじゃないかとか..今は何でもすぐ差別的表現として叩かれる。そういう風潮に時々息苦しさを感じてしまう私の感覚は古い人間の感覚なのだろうか。
あのドラマは間違いなく「王道の月9」だと思うのだが、2020年ではもう「王道の月9」という概念が消滅しているのかもしれない。

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