2023/07/28〜2023/08/01日記
読書と日常の記録、時々思考の整理。
2023/07/28
11時起床。念入りに日焼け止めを塗る。
仕事の予定を整理しながら、洗濯。
今日も暑い。読者に頂いた特大のコールドドリンクカップと、手ぬぐいが大活躍。
仕事開始。ひたすら電子単行本の本文修正作業。
進捗が悪いので、全体を見て修正箇所の優先順位を決めていく。
16時、麻婆茄子+ピーマン(彩りがいい)と、豆腐とわかめのお味噌汁と、グリーンサラダを食べる。美味しくて、幸せを感じる。
食休みの間、ずっと雷が鳴っていた。
19時から買い物へ。TSUTAYAで、ジブリ作品を5本借りる。
この時、肝心のiPhone(TSUTAYAのアプリが入っているため、レンタルする際必ず必要)を家に忘れるという失態を犯し、家人その②に届けてもらうという一幕を展開。
更には、帰宅後借りたディスクを再生しようと中身を改めた際、
「ホーホケキョ となりの山田くん」のケースに、「となりのトトロ」が入っている!どうしよう!!
と、大騒ぎ。
もちろん、私の勘違いであった。
たまたまディスクが「となりの」という部分しかロゴを視認出来ない位置でケースに収まっており、それを一目見るなり、となりの=トトロだろう!!と脊髄反射で決めつけてパニックを起こしたのだ。
アホである。
気を取り直して、仕事再開。
BGVに、「風の谷のナウシカ」を再生する。
久しぶりに観て思い出したのだが、私は若い頃、この映画が宮崎駿監督作品の中で一番素晴らしいと強烈に思い込んでいた時期があった。
原作の漫画全7巻を、買い物リストに入れておく。
22時、昼と同じメニューで晩ごはん。
念願の「ホーホケキョ となりの山田くん」を鑑賞。
Blu-rayが欲しい。
件の二連続アホで疲労を自覚したため、甘いもの(ゴーフルとシュークリーム)を食べて、2時半ごろ就寝。
今日読んだ本
女の子の人体パーツの描き方/ [著]うめ丸・ぶんぼん [編]ユニバーサル・パブリシング
2023/07/29
11時起床。
今日も今日とて、日焼け止めを塗るところから1日が始まる。
黒くなるのは構わないと思っていたが、サボっていた間に明らかに老化が加速したため、面倒でも手間をかけて塗ることにした。
ミストタイプの日焼け止めが、とても便利。
12時から、仕事を開始する。
引き続き、本文修正である。昨日下絵を進めたので、今日はペン入れ。この作業が一番面倒臭い。
当時私は人海戦術で原稿作業を回していたため、仕上げはスタッフに任せて、ほとんどペン入れに集中していた。
つまり当時の原稿の中で、私の力が一番入っていたのは線画、ということである。
今より4年以上若かった頃の自分の全力を再現するなんて、本当に面倒臭い。
BGVに「耳をすませば」を再生。
20時までひたすら仕事。
晩ごはんは、焼肉。最高。
食後に、サクレも1/3食べる。最愛の氷菓。最寄りのローソンには、スイカ味が置いていない。悲しい。
3時まで仕事。
お風呂の中で、この日記を書いている。
入浴剤は、クナイプのグーテナハト。
お風呂からあがると急にお腹が空いてしまったため、ヨーグルトを食べて、仕事再開。
6時頃、切り上げて寝る。
これから読む本
愛してると言わせて/ 内館牧子(2023/07/31読了)
2023/07/30
諸事情により家人その①共々、疲弊。
こういう時は酒を飲んで、お互いの胸中を曝け出し、愚痴を言い尽くす。それしかない。
とりあえずビール、である。
いい感じに酔っ払って寝る。
2023/07/31
昨日の諸事情による鬱憤を晴らすという名目で、友達を呼んで急遽家飲みを開催。
つまみは、サーモンの刺身を心ゆくまで食べようと決め、久しぶりにコストコへ。
買い物の道中で愚痴は言い尽くしたので、帰宅後はひたすらサーモンを食べ、ビールをガンガン流し込む。美味い。
「ホーホケキョ となりの山田くん」を鑑賞し、咽び泣く。
私が今、一番好きな映画だと思う。
引き続き、「キリクと魔女」を鑑賞。この映画も、とても面白かった。
サーモンの次はトリプルチーズタルトを食べながら、ジンを飲む。これも美味い。
トリプルチーズタルトは、ビールにもジンにもコーヒーにも合う。
いい感じに酔っ払ったので、「バチェラー・ジャパン」のシーズン3を鑑賞。
女で集まった時は、この番組を観ながら、好き勝手なことを言い合うに限る。
楽しく飲んで喋って、0時頃、さっさと寝る。
今日読んだ本
切ない30代に捧ぐ/内館牧子
牧子、還暦過ぎてチューボーに入る/内館牧子(再読)
これから読む本
昭和のほどよい暮らし/岸本葉子(2023/08/01読了)
2023/08/01
8時起床。
2日休んだため、溜まったサッサと仕事を片付けねばならない。
1時間ほど机に向かうが、2日連続で油ものを食べて酒を飲んだせいか、どうにも胃が重くまだ睡い。
10時まで、読みかけの本を読みながら二度寝する。
13時半まで仕事。
お昼ごはんは、昨日のサーモンを漬けにしてごはんに乗せたどんぶりとお味噌汁。
欲張らず適量を食べたつもりだったが、やはり胃がもたれて仕事にならず、胃薬を飲む。
あまり良くならず、中断と再開を繰り返す。当然捗らない。
夜になっても尚、胃の調子が悪い。
食べ過ぎ・飲み過ぎによる消化不良ではなく、ストレスで胃酸過多なのだと結論づける。
原稿を修正していると、描いていた当時のことを、鮮明に思い出す。
今のまま2019年末、つまり君抱きの連載再開を決めたあの日に戻れるなら、自分はどうしていたかと考える。
今ならもっと速く描けるし、昔の絵柄も再現出来る。
昔の絵を再現して、連載を再開しただろうか、と。
然し、何度考えても、
「絶対に再開しない。二度とこんな思いはしたくない。そもそも聖ゆうかとして復帰しない。今度こそ、自分を一番大事にする。」
という結論になってしまう。
本当に、二度とこんな思いはしたくない。
それほどまでに辛酸を嘗めたこの作品の原稿を、連載が終わっても尚延々と修正しているのは、なぜなのか。
どうしてまだ、私はこの作品に関わろうとするのか。しかも自発的に。
原稿の修正は、誰に頼まれた訳でもない。今更、一部を昔の絵柄に直したところで、売り上げは変わるまい。そのまま収録すればいいのだ。担当編集ですらそう思っている。
そもそも電子単行本の発刊自体、断る選択肢だってあった。
実際、連載中ずっと私の一番近くにいてくれた家人その①(彼女は、私の専属スタッフでもある)は、編集部から電子単行本の打診が来た時
「もう、いいんじゃないか(出さなくても)。」
と、私に進言した。
歯を食いしばって原稿を描く私を、ずっと見てきたからだ。
兎にも角にも完結はさせたのだから、義理は果たした。これ以上はもういいだろう、と。
それでも私は、即答した。
「電子単行本は出す。描き下ろしも、原稿の修正も、時間が許す限りは行う。」
私の内面は屈折しているのではなく、分裂しているのだ。
作家としての私は、「これが当時の私の表現なのだから、原稿を直す必要はない」と言っている。
けれど職人としての私が、「単行本版でまとめて読むなら尚更、絵柄の変化をグラデーションにした方が読みやすくなるだろう!」と、言って聞かない。
思い返してみると、昔(2016年〜2018年)の私の絵は、職人性が圧倒的に優位であった。
矛盾を極力排除した、整合性の高い、緻密な画面作り。
2016年〜2018年に私が描いた作品の絵は、どれも非常に完成度が高い。
もちろん、一人で描いていた訳ではない。当時あのクオリティの原稿を量産出来たのは、優秀なスタッフに恵まれたからだ。幸運だった。
けれど確かに漫画職人としては、一つの方向性において、行き着くべきところまで行っていた。
(あくまで、ひとつの方向性において、である。上手い下手ではない)
今、原稿修正のために当時の絵を再現しているので、それがよくわかる。
確かに、よく出来た絵だ。完成されている。
けれど、当時私が感じていたのは、一つの到達点に達した喜びではなかった。
これ以上先がないという、絶望だった。
このまま職人芸で絵を描いていても、今以上のものは描けない。
2017年頃から、描くことに苦痛を感じるようになった。
心身が壊れてしまったのは、あの頃、自分の描くものに絶望していたからなのかもしれない。
今読んでいる本
言うたらなんやけど/田辺聖子(2023/08/02読了)
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