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3年ぶりのクアラルンプール Day4

2023/11/XX(Day4)

そろそろやることがなくなってきた

深夜の迷惑野郎のせいで寝不足気味で目覚めたが、気分は悪くない。そもそもこの街にいるだけで気分がいいのだから、迷惑野郎ごときに影響されたりはしないのだ。

さあ、今日は4日目だ。
よくある3泊4日のツアーでこの街を訪れるのはちょっと短すぎるのではないかと思っていたが、4日目でやることがなくなってきたのにうっすら気づいてしまったのでそれも妥当かもと思い始めた。
しかしここからが楽しいのだ。目的がないまま気の向くままに過ごすのが楽しいのだ。

まずは朝食だ。今日もカヤトーストだ。
毎日代わり映えしないが、いちおうタマゴアリナシやトーストかスチームかなど多少の変化を持たせているつもりだ。今日はタマゴの代わりにチャークイテェオをオーダーした。

炒粿條、メインの存在感

ホテルを出る前にCNAで見た日本郵船運航の船が拿捕されたというニュースが気になるので、続報を検索しながら今日なにをするかを考えた。しかし世界は油断できないな。さらに日本のマスコミは全然詳細を報じてないな。デリケートな交渉があるからなのか、サボってるのか。

さて、Bukit Bintangからも見えるあの高い建物を見に行ってみるか。
完成すれば世界2位の高さになるらしいし。マレーシア好きのパイセンにも見てくるって言っちゃったし、なんとなく近そうだし。
というわけでMerdeka118に行くことにした。
行くことにした、と言ってもまだオープンしていない。建設中だ。
プレスリリースによると今月末にオープンするらしいが、いつかは未定。
もう下旬なんだが。わたしの滞在中にはオープンしないんだろう。日付が未定なあたり、なんとなく今月は無理なんだろうなという空気が漂っている。それで特に騒ぎになっている様子もないのがすごい。日本のゼネコン施工ではこんなことないだろうな。

歩いても行けなくなさそうな距離だが、ここは徒歩で移動するように道路が設計されていないから注意だ。おとなしく緑の電車に乗って1駅、Merdekaまで行った。ムルデカ広場の方ではなくてStadium Negaraの近くだ。

尖塔部分も含んで世界第2位らしい ちょっとずるい

青空に水色の幾何学的な形、イスラム圏はこういう形好きよねーわたしも好きよーなんて思いながら首が痛くなるまで眺めた。
それにしても外壁が斜めになっている部分の内装はどうなっているんだろう、レイアウトしづらいんじゃないか、いや、1階分なんて大した角度じゃないから気にならない程度だろうなど考えたが実際見てみたい。いつオープンするんだ。※2024年1月10日にオープンしたらしい。2か月近く遅れてるぞ

観光っぽいことをして満足したがまだ午前だ。またBukit Bingtanまで戻って昨日と同じ一日を過ごすのもいいが、駅の近くにいることだし電車でどこかのショッピングモールに行って昨日と似たような一日を過ごそう。
結局ショッピングモールでだらだらするんだ。

女性専用車両

緑の電車の女性専用車両に乗ることにした。日本の女性専用車両とは異なりこの街では終日運用だ。これはありがたい。
外国に来ているのに何を言っているんだと思われるだろうが、わたしはデカい外国人男性が苦手だ。この国だとある種のインド系男性を怖く感じる。生物として自分の方が小さく弱いので当然の反応だと思っている。わたしと違って清く正しい人たちよ、差別とか言うなよ。

わかりやすいデザイン

こんなにわかりやすい女性専用車両なのに若いマレー系の男性が数人乗っていた。これもこの国らしさかと思ったとたん、女性の係員が笛を吹いて注意した。しかしすぐに出ていったわけではなく、さんざんニヤニヤしてなにか言い訳をしてなかなか動かなかった。途中何度か同じようなことがあった。女性専用車両の認知度の問題か、個人の問題か、社会の問題か。
ともあれ、このような車両が必要だということはやはり車内で問題が発生しているのだろう。わたしは立派なオバハンではあるが気をつけよう。

郊外のモール

成長真っ最中の国は子どもが多い。したがって子ども向けのお店やイベント、アトラクションが多い。自分の生活にはまったく関係ないが精神年齢は子どものままなのでわくわくしてしまう。

子供用のクルマ屋さんはとにかく種類が豊富だった。くまちゃんが乗っていてかわいさとわくわくが爆上がりだ。

種類が多い。アルパカさんもいる

前回来た時よりちょっと寂しくなっている気がしたのは、空きテナントが少し増えているせいか平日だったせいか。あるいは広すぎて歩くのが疲れてしまい、途中でめんどくさくなってしまったせいかもしれない。

クリスマスの飾り付けはモールの威信をかけているはずだが、完成まではのんびりしている。エントランスやホールの目立つところが何日も何週間も閉鎖され、徐々に飾りが増えていく。日本だとメインの場所は営業時間後にえいやっと一晩でやってしまうのではないか。

ツリーが寝ぼけてぼんやりしているように見える

ここにはKaisonというFrancfrancとニトリとセリアを足して3で割ってマレーシア風味をちょっと足したようなお店があるのだが、この日もここでしばらく過ごし、もらって困るようなお土産をいくつか買って満足した。
これまでチープな雑貨で日本では見たことないものをいくつか買って帰り、3年後くらいに日本でも見かけるといったことが何度かあったのであなどれない。
今回買ったものは・・・たぶん今後も日本では流行らないだろう。
ただ、Kaisonも以前より元気がないように感じた。それは円が安くて自分の元気がなかったせいかもしれない。

オナカは空かないが喉は乾く。飲み物は金魚を入れるみたいな袋だけでもいいのだが、マグカップがついているとテーブルで飲みやすい。

Teh-Cだったか

さらにどうでもいいものをどうでもいいかんじで眺め、満足して帰路に着くことにした。

「ようがん」の文字を見逃さない
おにぎらずとルフィの出会い

この後Bukit Bintangに戻り、派手柄のワンピやシャツを買っているうちに日が暮れた。朝のチャークイテェオが重かったせいか、オナカが空かないのでケーキでなんとなくごまかして一日が終わった。

ケーキが昔より小さくなった

この日はそれなりに移動したり見たり食べたりしていたが、「なにもしなかった」という感じがしていて身も心も休めることができた。
明日は少し活動的な日にしよう、今日は誰も部屋のチャイムを鳴らすなよと思いつつ眠りについた。

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