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中目黒にて

カジヒデキがやっていた「ブリッジ」。あんまりピンとこない。

ぼくはいま、ここまでの人生でいちばんしあわせなんだとおもうけど、常に不安がある。仕事のことだ。日に日に不安は大きくなる。ぼくが入った時と変わらない仕事しかできないでいるうちに、どんどん置いていかれるような気がしている。

ブリッジがピンとこない理由を考えた。なにかぐわっと記憶に残ることがあって、その時にブリッジが流れていたら、好きだったかな。ぼくはフリッパーズギターが好きなだけで、フリッパーズギターではないああいう音楽を本当は好きじゃないのかな。
考えてもわからないし、大変だ。いろんなことにたいして、そう思うことがふえた。

中目黒に住んで1年。できることなら、ずっと住んでいたい。中目黒はぼくが思うよりとてもいい場所だった。その理由として思い出や、中目黒に住んでいるというおしゃれ感がしめる割合はけっこう少ない。住んでいるマンションの見た目がいい。部屋の襖がいい。立地がいい。東西南北どこに行っても面白い街がある。閉塞感を感じていた西横浜とは対照的で、街や土地というのはぼくにとって大切なことなんだと改めて思う。

今日、海がみえる高校に行った。
相模湾と小田原城。冬の夕焼けがぼんやりと海にかかる。
高校が一生懸命演奏する音楽をききながら、海がみえるところに住みたいと思った。いつか。なんで海が好きなのかは考えなかった。
そのかわり、明日、できることをやろうと思った。
もっとも信頼できないひとのうちのひとりと、外に出かける。向こうもぼくを信頼していないのはわかっている。歴史や因果関係はとりあえずどこかに忘れることにして、明日は、まずフラットな気持ちで、友達にするみたいに、楽しませることをいちばんに考えて、やってみようと思う。

いつかきっと いつかきっと わかってくれるだろう



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