第3回アイドルドラフトを振り返って(1参加者視点)

2024年1月14日(日)に開催した第3回アイドルドラフトについて、11名の方に参加いただきました。

参加いただいた皆様、ありがとうございます。

今回の記事では、第3回アイドルドラフトを1参加者視点で振り返ります。

・ドラフト概要


・ドラフト結果まとめ


・ドラフト振り返り(運営視点)


・指名方針について

第2回アイドルドラフトでは「アイドルバンド」というコンセプト重視の指名をしたので、今回は初心に帰り「好きなアイドルを純粋に並べよう」という気持ちで指名リストを作成しました。

ただ、せっかく1つのチームとしてアイドルを集める上での最低限のコンセプトは欲しいと思ったので、下記2点を指名の軸としました。

〇キャッチーな可愛さ

ここ2年のトレンドとして、FRUITS ZIPPERやiLiFE!に代表されるように、TikTokでアイドルソングがバズる現象が多く見られるようになりました。楽曲自体のキャッチーさや、振付の可愛さというのもバズるポイントではあるのですが、シンプルに「一目見て顔面が可愛い」アイドルが受けやすくなっているような印象です。少し言い換えると、一昔前のAKBのような素朴さではなく、垢ぬけたアイドルでしょうか。

せっかくチームを作るのであればトレンドに乗りたい、という想いがあるので、今回は過去2回よりもキャッチーな可愛さを重視した指名をしよう、と意識してリストアップを行いました。

〇ライブでバフがかかるパフォーマンス力

様々なアイドルを生で観ると、「このアイドル、YouTubeで曲を聴いたりライブ動画を観るよりも断然楽しい」と思えるアイドルが出てきます。もちろん基本的にはライブで見たほうが楽しいのですが、明らかにバフがかかって楽しい・熱量を浴びせてくるアイドルっているんですよね。

この基準は過去2回もうっすら重視していましたが、今回はより意識してリストアップを行いました。

・実際の指名について
〇1巡目
SUZUKA(新しい学校のリーダーズ) 22歳 大阪府出身



上位指名では、グループのアイコンとなれる存在を指名したいと考えており、2023年に最も躍進したアイドルグループといえる新しい学校のリーダーズより、グループの顔といえるSUZUKAを指名しました。

もともと低音女性ボーカルが好きなこともあり、第1回アイドルドラフト時から気にかけていた存在でしたが、昨年TikTok経由で一気にブレイク。無名時代から知っていたアイドルが流行するのは嬉しいですね。

めちゃくちゃ顔面が強い、というタイプではないですが、知名度・個性的なパフォーマンス・魅力的な低音ボーカル・表情の豊かさ・ダンスのキレなど、かなり代替の効きにくいタイプのアイドルです。

知名度抜群な分、1巡目にチームの顔を選択してきそうな饂飩さんや、指名方針が読めない初出場勢との競合を危惧していましたが、無事単独で1位指名することができました。

〇2巡目
×久保史緒里(乃木坂46) 22歳 宮城県出身
→廣川奈々聖(わーすた) 24歳 福岡県出身


2巡目では、前回も2巡目で指名しようとしたら、1巡目で指名されてしまった久保史緒里を指名しました。同郷かつ地元愛が強い、歌唱力、豊かな表情、トーク、ひたむきさ、意外とズボラなギャップ、楽天イーグルスへの愛など、好きな要素だらけの存在です。

とはいえ、Xのプロフィールで推していることを公言しているナカザシさんの存在を考えると、1巡目で消える可能性も少なからずあるかも、、とは思っていました。1巡目で指名がなかったのでこれは行ける!と思ったのですが、まさかの水無月さんとの重複。抽選にも敗れ、今回も獲得することは適いませんでした。

ということで気持ちを切り替え、本来3巡目予定だった廣川奈々聖を指名。この廣川奈々聖についても、妹とのセット指名がありそうなおがちゃさんとの重複を危惧していたのですが、抽選外しの妙もあり、無事獲得することができました。

彼女の指名理由については、今回のコンセプトである「キャッチーな可愛さ」「ライブパフォーマンスのバフ」両面を高いレベルで兼ね備えているから。第2回で指名した三品瑠香も好きなのですが、可愛いとかっこいいのバランスという意味では廣川奈々聖の右に出る者はいない、と判断しました。わーすたのライブを観たことがない方は、ぜひ一度観てほしいです。

〇3巡目
寺嶋由芙(ソロ) 32歳 千葉県出身


本来4巡目予定だった寺嶋由芙を3巡目で指名。ゆるキャラ好き、ハロプロ好き、頭脳派キャラなど、多彩な一面を持つ彼女ですが、一番の魅力はパーソナリティ面だと思っています。TIFでのDorothy Little Happyとの共演や、淡路島アイドルフェスでの前向きな姿勢など、人間性の良さが伝わる場面は数えきれないほど。

ウザペソさんから事前に指名可能かの打診があり、これで運営の私が獲得したらインサイダー感あって申し訳ないな、との想いもありましたが、既に久保史緒里を逃した身としてはこれ以上指名候補を逃したくない、という想いが上回り、3巡目での確保となりました。

〇4巡目
田村真佑(乃木坂46) 24歳 埼玉県出身


本来5巡目予定だった鎮西寿々歌、鎮西寿々歌を逃した際にと考えていた櫻井優衣はいずれも他参加者が指名済。ここで本来6巡目予定だった日向ハルに行けばよかったのですが、久保史緒里を逃した際にと考えていた田村真佑の方が重複可能性が高いと考え、このタイミングで指名しました。ただ、結果的にはこの4巡目で日向ハルが他参加者に指名されてしまい、この判断は大きなミスになってしまったのですが。。

田村真佑については、知名度・ビジュアル・声の可愛さ・トーク力を高水準で備えていることを評価。近年のTikTokバズ曲にはサビ前にセリフが入ることが多いのですが、このセリフパートを任せられる声質の存在です。完全な妄想ですが、乃木坂46ではなく、半地下規模のアイドルグループに入ったとしてもかなりの人気メンバーになったのでは、と思っています。

〇5巡目
菅田愛貴(超ときめき♡宣伝部) 19歳 東京都出身


だいぶ当初の指名予定からずれてきており危機感を持ちつつ、とりあえず7巡目指名予定の菅田愛貴を繰り上げ指名。スタダ勢は実人気と比べると今回のドラフト参加者人気はそこまでないと予想し、下位でも獲得できると高を括っていました。

彼女の獲得理由は、圧倒的なビジュアル力。冗談抜きで、全アイドルの中で1,2を争うレベルの顔面偏差値の高さだと思っております。ライブ中の表情管理も高レベル。また、若手の指名を育成枠に温存していた都合上、本指名アイドルの年齢層が全体的に高くなりがちな中で貴重な10代でもあります。

〇6巡目
橘花怜(いぎなり東北産) 20歳 宮城県出身


上記に引き続き、8巡目予定の橘花怜を繰り上げ指名。彼女の存在を初めて認知したのは、10年以上前となる2013年5月。当時私は宮城県在住、彼女は気仙沼市のローカルアイドル「SCK GIRLS」のメンバーだった時です。たまたま仙台でのライブを観た際、(小学生なので当たり前ですが)ひときわ小柄ながら、センターで全力の笑顔・パフォーマンスを見せてくれた姿は今でも覚えています。10年前に観たアイドルフェスタでは、わざわざブログ記事にまでしていました。

(完全に余談ですが、当時中学3年生だった王林も観ていましたね。まさかこんなに有名になるとは。。)

4年前のドラフトでも指名を検討していたのですが、迷いに迷って他のアイドルを優先指名。そこから更に月日が経ちましたが、当時からの笑顔、全力パフォーマンスは健在で、より大人な存在になりました。グループとしても昨年「わざとあざとエキスパート」がバズり、ちょうど1年前のFRUITS ZIPPERくらいの立ち位置に。10年以上前から観ていたアイドルがブレイクする姿は、感動もひとしおです。

〇7巡目
星熊南巫(我儘ラキア) 年齢非公開 兵庫県出身



7巡目は、日向ハルを万が一指名できなかった際の保険としてリストアップしていた星熊南巫を指名。他参加者からの指名可能性は低いと思っていたので先延ばしにしていたものの、パワー系ボーカル候補2名を失うのは厳しいと判断し、このタイミングで指名しました。

アイドルグループながらロック色の強い楽曲が多く、ライブパフォーマンスもロックバンドのボーカルに近い物があるタイプ。グループの楽曲の作詞作曲も担当しています。4年前のドラフト時から候補には挙げていたのですが、念願の指名となりました。ただ、こういうタイプがあえて可愛い特化の曲を歌う姿も見てみたい、というのもあります。

〇8巡目
ミキティー本物(二丁目の魁カミングアウト) 年齢非公開 神奈川県出身



8巡目は、本来9巡目予定のミキティー本物を繰り上げ指名。ゲイアイドルという唯一無二の立ち位置で10年以上活躍するベテランのアイドルで、振付師としての活躍も目立ちます。競合しない予測だったので9位指名とはなりましたが、キャラクター、ダンスのキレ、低音ボーカルによる他メンバーとの差別化など、いくつもの魅力にあふれたアイドルです。ただ、一番の魅力はライブ時の熱量。このグループの曲は、youtubeで聴くよりもライブで聴く方が100倍楽しいし、熱くなれます。

〇9巡目
中本こまり(#Mooove!) 21歳 大阪府出身



9巡目は、保険としてリストアップしていた何名かの候補の中から、土光瑠璃子(FES☆TIVE)、小野寺梓(真っ白なキャンバス)と迷いつつ、中本こまりを指名。彼女について初めて知ったのは、2015年に「絶対直球女子!プレイボールズ」のメンバーとして活動していた時期。交流のあるフォロワーさんの「ゴミを捨て忘れた」等の呟きにいいね!しているのを通じて存在を知り、そのフォロワーさんと一緒にライブを観たりするようになりました。

2018年にグループを卒業した後は学業に専念していたようですが、2022年に突如ゼロイチファミリアへの所属を発表し、芸能活動を再開。その後、2023年に現在のグループ「#Mooove!」での活動を開始しました。

前グループ所属時代より、全力の笑顔とファンサービスに長け、学生ながらプロフェッショナルとしての意識が高いメンバーとして記憶していました。#Mooove!での活動については一度ライブを観たくらいですが、当時の笑顔はそのままに、少し大人っぽくなり可愛さも大幅にアップ。参加者内での知名度は高く、恐らく誰かが指名するだろうと思っていましたが、この順位まで残っていたため指名することにしました。

〇10巡目
桐原美月(CANDY TUNE) 20歳 茨城県出身


10巡目は、2023年に個人的にハマったグループ「CANDY TUNE」から1人獲得したい、という想いが強く、リルネード時代から気になる存在だった桐原美月を予定通りに獲得しました。グループ内最年少ながらアイドルとしてのキャリアが豊富な点、ダンス・表情管理といったパフォーマンス力、今回の本指名メンバーの中で唯一グラビア活動にも精力的に取り組んでいる点を評価して、彼女を指名しました。

〇育成1巡目

石原さき(#mooove!) 16歳 東京都出身


本来育成1巡目での指名を予定していた小川彩は、本指名3巡目という早い段階で他の参加者が指名。ということで、本来育成2巡目での指名予定ながら、競合は必至と覚悟していた石原さきを前倒しで1巡目指名し、無事獲得することができました。個人的にはもっと競争率が高いと予想していたので、かなりラッキーかと。

少なくとも実人気という点では、本指名組の中でも上位入りが確実というレベル。パフォーマンス面はまだまだ伸びしろ十分ですが、学業との両立もある中、ひたむきに努力を重ねる姿勢を評価しました。

〇育成2巡目

木葭のの(フィロソフィーのダンス) 年齢非公開 富山県出身


小川彩を逃した分の枠については、金星(りんご娘)と迷いつつ、木葭ののを指名。育成3巡目予定のメンバーとどちらを優先するかは悩みましたが、饂飩さんが指名してくる可能性がそれなりにあると判断。もともと補欠指名要員ながら、2巡目指名に踏み切りました。

シンプルに見た目が好みなのに加え、フィロソフィーのダンス新メンバーオーディションの動画を一通り観た中で(未見の方はyoutubeで観られるのでぜひ!)、初登場時と最終審査時の比較で最も成長を感じられた候補者でした。

フィロソフィーのダンスは先輩メンバーのパワーがとても強く、彼女の真価が発揮されるのはこれからかとは思いますが、最新曲「永遠オーバーヒート」ではパートも増え、かなり彼女の声質が活きる作品に仕上がっていたと思います。ぜひこのグループでポテンシャルをフルに発揮して欲しいです。

〇育成3巡目

HANNA(WHITE SCORPION) 15歳 兵庫県出身


ここからの指名は、遅ればせながら全て事前の予定していた通りに行うことができました。HANNAについては、今回私が指名した中で最も知名度が低いメンバーかと思われますが、秋元康プロデュースグループに強いシャドー。さんの存在を考え、育成3巡目で指名しました。

長身、ダンスのキレ、パフォーマンス時と普段の良い意味でのギャップ、そして何よりセンターでの存在感と、出てきた頃の平手友梨奈を思い出すようなポテンシャルの持ち主です。2023年12月にデビューしたばかりですが、新曲も続々発表中であり、中学校を卒業し仕事に割ける時間が増える4月以降は大幅なパワーアップが見込まれます。このグループを手軽に観られる機会は、恐らく今年限りでしょう。

〇育成4巡目

絹井愛佳(C;ON) 17歳 広島県出身


育成3巡目まではポテンシャル重視の指名となりましたが、育成4巡目指名の絹井愛佳は、高校3年生ながらアイドル歴7年目。若手組の中では最も即戦力に近い存在と判断して指名しました。

彼女の一番の魅力はこの年代では随一といえる歌声の太さ。このまま順調に成長を積み重ねることができれば、数年後にはアイドル界屈指のパワー系ボーカルになれると思います。また、根っからの陽キャと言える明るさ、パーソナリティ面も大きな武器です。経験値と明るさで、育成組を引っ張ることができる存在だと思っています。

〇育成5巡目

青柳佑芽(アップアップガールズ(仮)) 22歳 神奈川県出身


育成5巡目では、自身がアイドルオタクとしても知られている青柳佑芽を指名。くしくも、彼女自身もTIF2023で行われたアイドルドラフト会議に参加し、私が2巡目で指名した廣川奈々聖を同じく2巡目で指名していました。

アイドルオタクとしての造詣の深さもさることながら、ハイテンションなトーク力、腹筋を活かしたグラビアもアイドルとしての武器。育成チームにとって、良い意味での異物感を加えられる存在です。

〇育成6巡目

木村日音(fishbowl) 19歳 静岡県出身


育成6巡目では、静岡県を拠点とするアイドルグループ・fishbowlより、最年少の木村日音を指名。fishbowlは、「わたしの一番かわいいところ」等で知られるヤマモトショウがプロデュースを務めるグループで、個人的に好きな楽曲がとても多く、今回のドラフトでは誰かしら指名したいと考えていました。

その中で彼女を選んだ理由は、ダンススキルとラップスキルの評価。ダンスで違いを生み出せるメンバーが育成組で1人欲しかったという点が大きいです。ちなみに、一部の楽曲では振り付けも担当していたり。ラップについても「熱波」「九天」といった楽曲でラップパートを担当しており、他の育成組にはない強みを持つメンバーになれると思います。

〇育成7巡目

NANAMI(QUEENS) 24歳 東京都出身


最後の1枠は、育成組の中で(たぶん)最年長となる、24歳のNANAMIを指名。育成指名ながらアイドル歴6年目と、育成組の中では経験豊富なメンバー。ちなみに、育成4巡目の絹井愛佳とは、過去2年TIFにて2人組ユニットとしての共演があり、ハイレベルなコラボを見せた関係でもあります。

彼女は歌唱力そのものも非常に高いのですが、特筆すべきはその声質。歌唱力が高いアイドルは沢山いるのですが、この独特の声質で歌唱力の高さを持つアイドルはなかなかいないと思い、指名を決断しました。また、作詞作曲をグループ内で担当するなど、セルフプロデュース力の高さも魅力です。

・指名を振り返って

今回は過去2回と比べると参加者が多かったこと、指名リストがミーハー気味だったこともあり、最も事前の計画が崩れたドラフトとなりました。ただ、私が評価しているアイドルを私以外の方も評価してくれている点は嬉しいことでもあります。グループ全体としても、本来指名予定ではなかったメンバー含めて様々な魅力がそろった、尖りつつもバランスの良い構成になったかと思います。

また、前回ドラフト時の育成指名があまり育成っぽくないな、と個人的に感じていたことを踏まえ、今回の育成指名は伸びしろを重視し、若手やアイドル歴が短いメンバーを積極的に指名しました。育成枠自体が3枠→7枠になったこともあり、育成メンバーだけで活動しても良し、成長に応じて本指名組に混ぜても良しな魅力的なチームを作ることができました。

グループそのものの武器としては、やはりライブでの熱量でしょうか。ライブでバフがかかるタイプのグループから数多く指名しただけあり、メンバーのことを1mmも知らない人が観たとしても間違いなく楽しいと感じられるライブを生み出せると思います。

一方で、当初コンセプトにしていたキャッチーな可愛さについては、そこまでか?と突っ込まれても仕方がないと思っています。もちろんメンバー一人ひとりの可愛さに疑いはないのですが、他参加者のグループと比べると、分かりやすく可愛さの暴力で押し切る力は弱いかもしれません。

あとは、良くも悪くもミーハー感の強さを感じます。もちろん、流行に則った指名をしているということでもあるのですが、DD感が強すぎる分、他参加者と比べると、流行や他者の評価はどうでもよいから絶対にこのアイドルだけは指名したい!という指名主としての熱意・こだわりの強さが薄いように見えてしまいます。

そんなこんなで反省点もありつつ、楽しく指名することができました。一参加者としては、次回のアイドルドラフト開催までに様々なアイドルに触れ、まだ気づいていないアイドルの魅力を沢山見つけたいと思っています。(直近だと3月デビュー予定のSWEET STEADYが気になりつつ。。)また2年後、元気でお会いしましょう。



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