見出し画像

vol.47 虫害による秋冬野菜の危機!?

こんにちは。ころの庭(@korosgarden)のこいけです。

朝晩だいぶ冷え込んできましたが、昼間は日差しも強くまだまだ
半袖で過ごせる熊本です。

現在のころの庭の畑の様子はというと。。。。。。。

ブロッコリー❗️
ガーン

カブ❗️
ガガーン‼️

ハクサイ‼️
ガガガーン‼️

大根❗️
ガガガガーン‼️‼️

特にカブや大根は、深刻です。
しかも、両方とも私が持っている品種だと撒きどきが終わってて、やり直せない( ; ; )

大根は、さすがに全部、抜いて緑肥として第二の人生を歩んでもらうことに。
もう1畝芽が出たばかりのものがあるけど
今回は、干し大根や漬物など多種に利用したかったのでたくさん作る予定でいました。。。

カブも、虫食いがひどいですが、大根ほどでもない。
でも育ったとしてもスジがあったりと出来が良くないらしいです。

カブは、1畝しか作ってないのでこのまま育ててみることにしました。
こんなことあるー?

去年は、豊作だったのに。。。

この悔しさをバネに、秋冬野菜の虫食いについて
まとめてみることにします。

被害にあう野菜とあわない野菜

自然菜園をする前のわたしが勘違いしていたことの一つに

虫害にあう野菜は「虫も食べるほど美味しい野菜」なんだ

ということ。これは、勘違いであり

被害に「あう」「あわない」の違いは
「健康な野菜である」か「メタボ」か「ガリガリ」つまり不健康な野菜であるかがポイントになります。

健康な野菜は、体内で防御物質が作られるため虫に食われにくいのです。

<野菜の防御物質になる成分>
アブラナ科・・グコシノレート
キク科・・・・チコリン
ニンジン・・・カロテン
トマト・・・・リコピン

防御物質のバランスは野菜の風味や美味しさを決める重要な成分にもなります。
つまり、虫害にあいやすい野菜は美味しくないものが多いということになります。

産卵場所になっていないか?リコピンが害虫を守る!?

⬇︎まだまだ現役の、ピーマン。なんなら今が一番採れている!


健康な野菜は、野菜の表面にはクチクラ層という
天然のワックスで形成されていて、それが虫に食べられにくくしてくれます。

そういったクチクラ層が薄い野菜は、産卵スポットにもなりやすいそうです。

つまり、

✔︎種から育てる場合は、育苗が大切
✔︎苗から育てる場合は、健康な苗を購入できるようになる

ことがポイントになります。

ここまでで、種から育てた徒長気味のまだ小さな春キャベツ、購入先で元気がなかく買うか迷った白菜などが中心に虫害にあっていることに気づきました。

でも大根、カブは?という疑問が出てきます。
大根も、カブも種をまき発芽も早くすくすく育っているように見えていました。

これには、ここ最近の天候が関係していることが分かったのです。

苗を植えるタイミング 実は気候が大きなポイントだった!

⬇︎シュンギクは順調です。

また、害虫が増えやすくなる条件の一つとして

晴れて、乾燥が続く状態

というのは、害虫が増える絶好の条件なのだそうです。

なので、野菜が害虫に負けない元気な苗に育つまで
この「晴れて、乾燥が続く状態」の時期を避ける必要があります。

ころの庭では、先週雨が降る前は2週間ほど雨が降っておらず

なんて、母ところと話していたのですが

発芽した、大根やカブが大きく育つ前に2週間以上続く、"晴れて、乾燥が続く状態"があり害虫を増えてしまったことが考えられます。

5月、10月が最も晴天が続く月だそうで
8月下旬、9月中旬も晴れ間が続くので
理想としては8月下旬〜9月中旬の前後にするのがオススメです。

とうことは

✔︎植つけのタイミングは、雨が降る前日などにする
✔︎雨が降り続くタイミングを逃さない
✔︎害虫が減り始めるころに苗が育ちはじめるよう計算する
✔︎植え付けタイミングは刃物や大根、ニンジンは9月下旬

でいくのがよさそうです。

雨が降らない日は、害虫が増えているはず。
畑チェックを念入りにするのもよいと思います。

コンパニオンプランツの失敗

⬇︎冬のコンパニオンに引っ張りだこのサニーレタス。赤すぎて虫も寄り付かない!

そして、ころの庭では、単一栽培ではなく、お互いが助け合えるようなコンパニオンプランツをしています。

大根だったら、サニーレタスやカラシナなどの赤い野菜
カブだったら、ニンジンという風に。

ただ、ニンジンを何回も何回も蒔き直しているうちにカブが大きくなっていたり
カラシナやサニーレタスよりも早く大根が成長していたりと

コンパニオンプランツをする上で重要な

「種類」「タイミング」「距離」

のうちの「タイミング」を失敗してしまったことも原因として考えられます。

まとめ

⬇︎役目を終えた、シソ。たくさんありがとう。

害虫を増やさないためには、1にも2にも健康な野菜であること。
そのためには、健康な土であり、健康な育苗をする必要があります。

そのための努力をしていれば、きっと益虫も増え
畑のような無残な姿を見らずにすみますね。

ころの庭は、まだまだ伸びしろだらけ!

そして、雨が降らなかったら雨乞いをします🤣
(ホースの水やりでも少しはマシになるのかしら?分かる人教えてください!)

ころの庭では、明日からしっかり雨が降る予報。
これをきっかけに虫食いに歯止めがかかることを祈ります。

参考書

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回は、Kindle Unlimitedの読み放題を利用して
『野菜だより2018年9月号害虫に強くなる驚きの育て方』を参考にしました。

その他メモ
✔︎白菜はエンバクを両脇に植えることで害虫予防
✔︎ブロッコリー、キャベツは直播で強い苗に育てる
✔︎育苗するとき、挿木をすることで強い苗に育てる

など、害虫被害を最小限にする強い苗の育て方など参考になる記事ばかり!今回もありがとう。

初月無料のお試しはこちらから⇨Kindle Unlimited

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

About me

ころの庭 こいけ
無肥料、無農薬の自然菜園をはじめて2年。
ハーブや野菜など50種類ほど育てています。
植物療法/嗅覚反応分析/コスメショップ店長
老犬ころ(13才)と一緒に暮らしています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Instagram➡︎ハーブや、庭つくりのこと
Twitter➡︎自然菜園のつぶやき
ROOM➡︎私の本棚
stand.fm➡︎ハーブ辞典を聞こう!(準備中)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

植物療法の一言メッセージをご用意しています!