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Vol.7 3つの発芽条件ー温度ー

2020年3月10日(火) 最高16℃/ 最低7℃ ⛅️

3月に入り、そろそろ夏野菜の種まきをする季節です。
早くまきたいところですが
眠っている種を起こして発芽させるには3つのポイントが必要となります。その3つとは、温度・光・水の3点です。
この3つのうちどれが欠けても発芽にはいたりません。

去年の夏野菜は、この3つのポイントを理解しておらず発芽に至らなかった野菜たちもたくさんありました。

今年は全種発芽を目指します。
という事で今回は、1週間後に控える種まきに備えて
発芽に必要な3つの条件
温度・光・水 をまとめました。

私の野菜作り歴  2019年3月スタート
1回目 春
畑全体に石灰と鶏糞をまいて夏野菜作りスタート。
無農薬栽培を目指す。
ジャガイモの種を買いすぎて畑一面ジャガイモ畑になる
他の野菜はそれなりに豊作
2回目 秋
大根・ニンジンなど不作。
自然栽培について学んでいく中で「無肥料栽培」を知る。
野菜作りの過程でお金が結構かかる事にすっきりしない所があったが
岡本よりたかさんの「お金を払わなくても持続的に用意できるものだけで栽培する」という無肥料野菜作りの定義を見て、私の目指す栽培方法にであう。連作障害を知る。

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※春と同じように植えたのに、全く大きくならなかったニンジン🥕😭

1・発芽と温度

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発芽するには野菜ごとに適温があります。
野菜の種のパッケージの裏に
種まきカレンダーや発芽適温と書かれたものを
見かける人も多いかと思います。

そのカレンダーや発芽適温の範囲内で種をまかないと発芽してくれません。
早すぎても、遅すぎてもいけないのです。

ここまでは、野菜を育てたことのある人だったら
だれもが知っていることかと思います。
(私は知りませんでしたが…)

なぜ、野菜ごとに「適温」というものがあるのかというと
それは、野菜ごとに育ってきた環境が違うから(セロリ♪)です。
暑い国、寒い国、雨の多い国、乾燥している国
それぞれの野菜には故郷があり、その故郷を知ること
そしてそれぞれの野菜の生まれから死まで(そして種を残す)
を知ることが野菜作りを理解するためには必要です。

全世界いろんな環境の野菜たちを
日本の一つの場所で植え、育てると考えるとそれぞれの畝ごとに
環境を整えてあげる事がいかに大切かがわかってきます。

2・発芽適温とは

「発芽適温」とは、私たちがよく目にしたり気にしたりする
気温とは違い、地中の温度つまり「地温」のことを指します。

以前の私はこの「発芽適温」を気温だと思っており
カレンダーと適温がズレていることを疑問に思っていたのですが
地温と知って納得しました。

気温は、アプリなどで簡単に知ることができますが
地温は地温計を使うと土の中の温度を知ることができます。

ただ、そこまでしなくても、種のパッケージに書いてある
カレンダーを参照にすると大きくずれないようです。

私の心の先生(一方的に…)YouTube「ちょっこっと自然農」では
気温で考えるとトマトなどは
10℃を下回らない方がよいと仰っていました。

そういう風に、回数を重ねる事でわざわざ地温を
測らなくても気温で考えることができるようになったり
桜が咲く頃など自然の変化を見ながら種植え時期の
感覚を掴んでいけたらと思っています。

3・変温効果

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とはいえ、今の時期は週の中でも寒い日、暖かい日
1日の中でも朝は寒くてお昼は暖かいなど
気温の変化があるのが自然なことです。

しかし、この気温や地温の変化が発芽を促してくれるのです。
これを「変温効果」といって、この温度変化の繰り返しが発芽の
ポイントとなるようです。

4・野菜ごとの発芽温度

そこで私がこの春種をまく野菜をて気温ごとに分けてみました。

15℃〜20℃
ゴボウ、小松菜、ニンジン、小かぶ、絹さや、葉ネギ
カモミール、大仁田ネギ、イタリアンパセリ、ナスタチウム
サラダほうれん草、スープセロリ、クレソン
20℃〜25℃
スイートバジル、食用ひまわり、パクチー、青ジソ、
20℃〜30℃
ピーマン、ナス、黄もちとうもろこし、黒ごま
25℃〜30℃
きゅうり、かぼちゃ、鷹の爪、旭大和西瓜、ししとう

これを参考に種植えしていきたいと思います。

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