vol.35 夏野菜のタネ取りをする(予習編)
8月21日 🌞34℃ー26℃
こんにちは。ころの庭のこいけ(@korononiwa)です。
毎日、最高気温を見ては、それだけで汗が吹き出そうになる暑い日が続いています。
でも、秋の気配はしていて
日も落ちるのが早くなったし、せっかちな落葉樹はチラホラと紅葉していってます。
今年の夏は本当に短かったですね。
夏は苦手だけど、こうも短いとなんだか寂しくなります。
でもしばらく日中は暑い日が続くと思うので、夏野菜もしばらくは収穫を楽しませてくれると思います。
そして、秋野菜に入る前に大事なのが
タネとり
です。
タネ取りをするとどんなメリットがあるかは次の2つです。
①来年買わなくてよいということ。
②固定種や在来種の野菜の場合、タネ取りすることで、そこで育った際に得た情報をアップデートした種ができるので
✔️発芽率が良くなく
✔️病害虫に強くなる
✔️その土地にあった野菜になる
などのメリットがあります。
特に、ピーマンとナスは、発芽しにくく、ころの庭でも発芽に失敗したので自家採取して来年の発芽率アップにつなげたいので、必須事項になります。
ただ、ミニトマトは種取りしようと思ったころには、朽ち果ててしまい、収穫できませんでした。。。。くやしーーー。
※朽ち果てたトマト🍅
※ここはマリーゴールドの畝かと勘違いするトマトの畝
でもピーマンとナスは絶対にタネ取りしたいので、
タネ取り方法をまとめてシェアします。
※タネ取りはF1種ではなく、固定種や在来種と呼ばれる品種で行います。
母体選び
予め母体となる苗をきめておき
タネ取りするものを収穫せずに、そのまま完熟させます。
どんな種を残したいのか。
✔️病害虫がないもの
✔️生育がよいもの
✔️実った野菜の形や、収穫量
ナスやキュウリは曲がっていないものを選びます。
などをみて苗を選抜します。
タイミング
どの苗の実をタネ取りするかが決まったら
次にいつタネ取りの実を収穫するかですが2通りあります。
①完熟果(トマト)
完熟してから食べる野菜のことを「完熟果」といいます。
トマト以外だと、カボチャ、スイカも完熟果です。
完熟した時点(収穫する時点)でタネも完熟していますので
収穫のタイミングでタネ取り用も一緒に収穫します。
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そう考えると、収穫の初めの方で良い実ができていたら
タネ取りやっちゃえば
今回みたいにタネ取りしようと思ったら枯れていた( ̄  ̄)なんてこともないですね。
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●未完熟果(ナス、ピーマン)
完熟果とは違って、完熟していない状態で収穫するものを未完熟果といいます。ナス、ピーマン、キュウリ、ズッキーニ、ゴーヤなどがそれに当たります。
未完熟果は、未熟なタネが入っている(ピーマン、ゴーヤ)か、タネがまだ入っていない状態で食べる野菜です。
この場合、収穫せずに、枝に置いたまま完熟するまで待ちます。
収穫時期も過ぎ、カサカサに枯れていて、実が柔らかなくなっている状態になっていたらタネも完熟しているので種取り作業に進むことができます。
ピーマンは赤くなり、キュウリは黄色くなるまでそのまま放置します。
llll補足lllll
ピーマンは、トウガラシやパプリカ 、シシトウと交雑しやすいので
タネ取りのときは、離して植えます。
lllllllllllllllll
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ころの庭では、コンパニオンプランツでピーマン系のもを一緒に植えているので、今回はピーマンのタネとりは諦めることに。
来年は、タネ取りする用にピーマンだけのための畝を作って苗を2〜3本植えようと思います。
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タネとり用のナスの目星をつける
結局、今年はナスのタネ取りだけになりそうです。
(キュウリはまだ今年まいたタネが残っているので来年もそれを使う予定)
まずはナスで成功体験を積みます٩( 'ω' )و
早速、良い形のナスを選んでみることに
これに決定します。まっすぐだし良い感じかと。
今回選んだ苗は、少し虫食いがあるけど
苗自体はナスの中でも虫食い被害が少ない苗だったのでその辺も選んだ理由です。
今から、ナスも食べ頃が過ぎ、水分がなくなって枯れてくるまで
しばらくかかりそうなので
ここからは、タネの取り方と保存方法の予習をしていきます。
トマトのタネとりが間に合う方はぜひ参考にされてください!
タネの取り方
※枝豆のタネ
●トマト
①トマトを半分に切って中のぬるぬるのところにタネがあるので取り出す。
②金ザルなどにまとめていれ、流水などでこするように洗う
③洗っているとヌルヌルが取れてタネだけになる
※ヌルヌルが残っていると発芽率が落ちる
④ヌルヌルが取れたタネをボウルにうつし水をはる
⑤浮いてきたタネをどけ沈んだタネを来年用にする
⑥タネをサラシやキッチンペーパーに広げ日陰で7日間以上乾燥させます。
※乾燥が不十分だと、発芽率が落ちる
●ナス、ピーマン
①包丁などで切れ目を入れて手で二つに裂く
※深く入れるとタネも切れるので注意。
②スプーンで中身を取り出し、トマト同様に金ザルに入れて流水で洗う。
③トマト⑤以降同様
タネはしっかり乾燥させる前であれば水に濡れて大丈夫ですが
一度乾燥させて水に濡らすと、発芽の準備をしちゃるので要注意です。
保存方法
一度乾燥すると、タネは休眠期に入ります。
休眠期を邪魔しないように保存するのが大切!
瓶に乾燥剤を入れて、密封してください。
※ご近所のベテラン菜園家の方に頂いた、枝豆のタネはペットボトルに入れていただきました。
大きいタネならペットボトルも使いやすい。
ご近所に家庭菜園されている方がいると種の交換ができるのも楽しいです。
基本は冷暗所に保管します。
来年のまく時期まで、移動させることがほぼないのであれば
冷蔵庫の野菜室にいれておくとよいです。
(使う2週間前には常温に戻しておきましょう!)
出し入れが多い場合は、温度がちょくちょく変わるのもよくないので
直射日光の当たらない涼しい場所を見つけて保管する方が良いです。
私も、まききれなく来年に持ち越したタネは野菜室で保管してます。
※野菜室の一番上はタネとチンキの保管場所
アブラナ科は交雑しやすい
※秋に育てる野菜のほとんどがアブラナ科…
夏野菜はナス科が多いのですが、秋野菜はアブラナ科が多いです。
✔️小松菜
✔️カブ
✔️キャベツ
✔️ブロッコリー
など、秋植える予定の野菜のほとんどが、アブラナ科です。
アブラナ科どうしは、非常に交雑しやすくタネ取りにも手間がかかります。
もしタネ取りをするとしたら
●菜の花をさかせ、小松菜のタネ取りをするときは他のアブラナ科に
ネットを被せるなどして交雑しないようにする
●タネ取りする苗をアブラナ科のない畑へ移植して種取りをする
●1種類だけタネ取りをすると決めて、他のアブラナ科は菜の花を咲かせない
などの工夫が必要です。
ころの庭では手間のかからない、1種類だけ菜の花を咲かせて残りのアブラナ科は全て収穫する。というやり方でやってみようと思います。
どの野菜にするかは未定。
以上です。
「夏野菜のタネとりをする(実践編)」は、ナスが枯れて
タネとりするときに、シェアします!
ころの庭の環境にアップデートされたナスのタネを来年植えるの楽しみだなぁ…やっぱり野菜作りは楽しい♡
私の参考書
「野菜だより」のバックナンバーを最近は読みあさっています。
今は、防虫ネットを使わないキャベツや白菜の作り方を勉強中!
たくさんの人の汗と時間のアイデアを頂戴できるのはありがたいですね。
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About me
ころの庭 こいけ
無肥料、無農薬の自然菜園
ハーブや野菜など50種類ほど育てています
植物療法/嗅覚反応分析を勉強中
私の職務履歴:コスメショップ店長歴9年(計2社)
今はオーガニックのハーブティやエッセンシャルオイルを扱うショップで店長として働いていてその傍ら、野菜やハーブ作りに勤しんでいます。
老犬ころ(13才)と一緒に暮らしています。
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