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読書記録②

何としても守りたい大切なもの|ミイコ #note https://note.com/arigatou_happy/n/nf918a5d192b5

フォロワーのミイコさんの記事を読んでから気になっていた本を読みました。

奇跡の醤

もうとにかくずっと泣きながら読みました。
私は22歳の時に再開した、
小学校の同級生と結婚しました。
彼の働く仙台市内に居を移し、約2年弱の結婚生活を送ります。
2年しかいないのにそこで暮らす人たちの方言がうつったり。
私も保育士として働いていましたが、そこで働いていた人たち以外の、プライベートな人付き合いはとっても良好でした。
ほとんどの人が東京から来た私を温かく迎えてくれました。

私が東京に戻ってきたのは26歳の時。
帰ってからも仙台の人たちとのつながりは何人かありました。
だから再婚して、2011年に起こった東日本大震災は本当に驚きました。
もうその当時は再婚して千葉のマンションに住んでいました。
たまたま友人が家に遊びに来ていてお茶をしていたらものすごい揺れがあり、
一緒に連れてきていた1歳半の長男君も急いでテーブルの下に隠れました。
テーブルの下からテレビをつけて目に飛び込んできたものは私の想像を遥かに絶する悲惨な光景でした。

千葉でもこんなに街が暗く食料もなく人の怒号が周りで溢れている。一体東北の人たちはどんな思いでいるのだろうと身につまされました。

その当時も何人か仙台に友達がいて連絡を取り合っていたので少し落ち着いてから物を送ったりはしていましたが、
2022年今現在は誰とも連絡を取らなくなってしまいました。

そんな中での、この本はあの時のことを思い出したり
陸前高田の皆さんの状況を想像するだけで涙が溢れました。
工場を再開するまでの苦難に続く苦難。
状況も何もかも悪いと思う環境の中、それでもお前を見て進もうとする姿。
アクシデントやトラブルが次々にやってくる。
けれど人との対話や解決策を求めて何度でも立ち上がる。
前記事の村西さんもそうだけど人間ってすごいなと思わずにいられないし人間の底知れぬパワーをまざまざと見せてもらうことができました。

弱音を吐きたい場面なんて数え切れないほどあっただろうに。

今回の本もすごく勇気をもらえたし私も負けてらんないなと思いました。

ミイコさんの記事を読んでなかったら私はこの本の存在を知ることができませんでした。ミイコさんありがとうございます。

そして八木澤さんの作るお醤油を味わってみたくなりました😊
人は一人じゃないしどんな状況だって助け合うことができる。諦めなければ。
そう思い直すことができる本当に良書でした。


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